【Coffee_Break】今日のシュウちゃん

カメラ目線

今日はすごい雪でした。

ずいぶん雪にも慣れて、雪の中をズボズボ入って楽しそうに散歩していました。

飼い主の方が心配症で、足が冷たいんじゃないかとか、お腹が冷えて風邪ひいたらどうしよう、やっぱり短めにして帰った方が良いのか、でも楽しそうだしもっと歩きたいんじゃないかしら、とか色々心配していたら、知らぬ間に小走りで散歩してました。いつもと同じ距離で、雪に触れている時間を短くすれば風邪ひかないかも、と考えたみたいですね、私・・。

そんなことで、これだけの雪の中を楽しそうに散歩するシュウちゃんなのに、スマホ忘れた~!写真撮りたかった・・。

 

写真といえば、これまで撮りためた写真を改めて見てみると、シュウちゃんを撮った写真は結構多いですねえ。

トイレを覚えるまでの一週間は、そりゃあもう大変だったので、写真があるのは家に来てから一週間後からのシュウちゃん。

その一週間でググっと大きくなったので、もっと撮っておけば良かったなあ、とも思います。まあ、トイレトレーニング中の私とシュウちゃんに写真を撮る余裕なんてなかったのですけどね。

 

それはさておき、どの年齢の写真もとってもかわいいシュウちゃんです。

しかし、それらの写真を眺めると、気づくことがあります。

それは、ほぼいつもカメラ目線で撮っているのです!!

特に教えたわけではないのですが、かなり子犬の頃からカメラを(スマホを)構えると、必ずこちらをじっと見つめます。そして身動き一つせず、『カシャ』というシャッター音がするまで待ちます。

『カシャ』という音がして、動こうとするシュウちゃんに「もう一枚撮るから待って!」と言うと、またじっとこちらを凝視して身動き一つせず、次の『カシャ』を待ちます。

証明写真ばりの正面顔が撮り放題です。

とってもかわいいのですが、横顔も撮りたいな~、と思って横からカメラを構えても、必ず体をこちらに向けて真正面から凝視。真顔。

たまにはかわいい寝顔を撮ってみよう、と思って、そーっと近づいてカメラを構えても、ものすごい感覚で気配を感じ取り、パチッと目を開けて寝ていた体勢のまま凝視。

それなら完全に眠ってから撮ってみよう、と思ってお腹を丸出しにしてひっくり返って寝言も言いながら爆睡している状態になってからそ~っと近づいて、そ~っとカメラを構えた途端、ひっくり返ったまま目をパチッと開けるシュウちゃん。忍者なのでしょうか。

 

なので、いつも真正面からのかわいい顔の写真です(笑)。

 

 

 

練習と試合について(後編)

Today’s Lesson Concept : 本日はお休み

本日のレッスンは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コートに行くまでもなく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寒い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドウシヨウモナイ・・・・・・・・・

 

 

本日は、前回に引き続き「練習と試合」について考えてみたいと思います。

 

テニスの結果=「①スキル」×「②戦略」×「③メンタル」×「④雰囲気」

 

このファクターの中で、①②は「練習」で研ぎ澄ますことができましたね。③④は「試合」独特のものであっても「練習」で行うことができれば「試合=技を比べ合う(結果)」でより一層勝てるようになると考えます。

そこで、③④を「練習」で行うにはどのようにすればいいのでしょうか。

もう一度、「メンタル」と「雰囲気」をまとめてみたいと思います。

 

「メンタル」=予想外の出来事に影響される「気分」

「雰囲気」=相手に向かって自然に作り出される「気分」

 

このような「気分」を「練習」で作り出す事ができないかと考えます。

当然、「練習」ではこの③④がマイナス想定で行いますね。「メンタル」「雰囲気」がマイナスとはどういうシチュエーションなのでしょうか。

 

「メンタル」マイナス=予想外の出来事が生じた時

「雰囲気」マイナス=相手の状態に押されている時

このようなシチュエーションだと考えます。この③④に最も影響を及ぼしているものは何でしょうか。

 

「メンタル」=予想

「雰囲気」=プレッシャー

 

このようなものが影響を及ぼしていると考えます。となると、この「予想」と「プレッシャー」が必要なシチュエーションを「練習」の中で実現できるメニューを考えるということになります。

 

MYTAでは、以下のようなレッスンを行っています。

 

③「予想」

一つのレッスン項目において、初めに打数を決めています。例えば、「フォアのクロスを15球打ちましょう。」というように。このように先が見える状況を作っています。15球というゴールを明確にすることで、自分が打つショットをミスも含めてある程度予想する事ができます。ゴールが無ければ、よいショットもミスショットもスルーしてしまいます。この「予想することができる」のは、15球というゴールが明確になっている為、「集中」できているからです。このように、ゴールを決めて自分がどのように打つのか、どのようなミスをしそうなのかを予想できるようにしています。

この「予想」を入れたレッスン(打数を決めたレッスン)は、とても疲れます。それは、普通に打つよりも自然と予測をしながら「集中」しているからです。

 

④「プレッシャー」

残念ながら、この要素を取り入れる事はとても難しいです。「試合」独特な要素ですから。「練習」と「試合」とが異質なものである源とも言えると思います。ですので、この「プレッシャー」を「練習」で演出する事は今のところファジィな状態です。「3球或いは5球をノーミスで打ちましょう」であるとか「30ハンデのゲーム形式」というような形をとる事も考えられるのですが、それは少し違うと感じます。この「雰囲気」の「プレッシャー」は初めからずっと存在するもので「瞬間的なプレッシャー」ではないのです。この部分はとても大切な所ですので、もう少し時間をかけて考えてみたいと思います。また、良い案が見つかりましたらお話しますね。

 

このように③④を「練習」で取り入れる事をじっくり考え、これが定着できれば素晴らしいレッスンになると思います。

 

 

 

「練習」と「試合」を環境の違いに着目してお話してきましたが、大切な事は、「練習」を単なる「反復」にせずもっと効果のあるもっと楽しいもっと上達が実感できる「練習」を考える事です。

いつものように「球出し」をし、ラリーをしながらポイントを取り合う、良いショットが決まれば喜び、ミスをすれば悔しむ・・・・このような「いつもの練習」ではなく、前回の練習を振り返り、今回の練習に活かす。そして次回の練習に課題を課す事が大切と考える訳です。

 

 

「練習」は、前回と同じではダメ。前回から課せられた課題をクリアできる「練習」であるべきで、次回に必ず課題を課す。

 

 

「練習」と「試合」は別物と考えるべきでした。となれば、「練習」をもっともっと充実したものにする事が、別物である「試合」に影響を及ぼせるようになると考えます。「試合」で必要な「スキル」を研ぎ澄まし、「試合」で重要な「メンタル」を向上させる「自信」を持てるだけの「練習」が「試合」で勝つ為には必要なのです。

 

 

「練習」の進化は、更なる「スキル」の向上だけでなく、これだけの事をやっているのだからという「自信」につながる

 

 

「練習」=「レッスン」です。MYTAでは、大切な生徒さんの時間を1分たりとも無駄にせず、毎回進化していける「レッスン」を目指します。

 

 

次回は、「テニスを初めてする時」です。

 

 

練習と試合について(前編)

Today’s Lesson Concept : 本日はお休み

本日のレッスンは・・・・・・・・・・・・・コートまで行くも・・・・・・・・・・・・・・春の嵐・・・・・・・・・・・小雨が顔に叩きつく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・デキナイ・・・・・・・・・・・・・・お休みとなりました。

早く春にならないかなぁ・・・・

 

本日は、「練習と試合」について考えてみたいと思います。生徒さんも「練習」では上手くいくのに、「試合」ではなかなか上手くいかないなぁという話を聞きます。前にも「テニスの結果=スキル×戦略×メンタル×雰囲気」という話をした事があります。「練習」で行う代表的なものが「スキル」ですね。また、「戦略」も練習で行う事ができますね。しかし、「メンタル」と「雰囲気」は「練習」ではできないとなるとどうすればいいのでしょうか。それも、前に「戦略について」や「メンタル」「雰囲気」というテーマでお話をしました。それらをよく読んでいただくと、各テーマについては理解できるのではないかと思います。

今回は、「練習」と「試合」とはどのような関係があるのかという事を考えてみたいと思います。

 

練習」とは、国語辞典で調べると「学問や技芸などが上達するように繰り返し習う事」とあります。つまり、「上達」するように「繰り返し行う」事ですね。

試合」とは、国語辞典で調べると「スポーツや武術などの技を比べ合い勝敗を競う事」とあります。つまり、「技(スキル)」を比べ合い「勝敗を決める」事ですね。

 

普通に考えると、「練習」で「技(スキル)」を「上達」させて、「試合」でそれらを比べ合うというようになります。つまり、「練習」の成果が「試合」で試される!という事ですね。しかし、「試合」を経験された方であれば理解されると思いますが、「練習通りにならないのが試合」なんですよね。「練習」ですごく上手くできる事が「試合」となると全くできなくなる。逆に、「練習」ではなかなか上手くいかないのに「試合」となると超人的にできてしまう・・・なんてこともあるかと思います。

これはどういう事なのでしょうか。「テニスの結果の方程式」で考えてみたいと思います。

 

「テニスの結果」=「①スキル」×「②戦略」×「③メンタル」×「④雰囲気」

 

この方程式の①②は「練習」で培うもの③④は「試合」独特なものと考えられます。言うまでもなく、①~④が「試合」で試されるものです。ここで大切な事が「×(掛け算)」である事です。なぜ「+(足し算)」ではないのか。それは、「要素の大きさだけでなく、プラスかマイナスかという要素の符号が直接的に影響する」からです。

例えば、「2+5+(―1)」という方程式と「2×5×(―1)」という方程式の解はどうなるでしょう。

 

「2+5+(―1)=6」

「2×5×(―1)=―10」

 

このように解は、数字(要素)の大きさも違えば、符号(要素)も逆になっています。たった「1」でも、「×(掛け算)」になると大きな差になってきます。このように「スキル」「戦略」「メンタル」「雰囲気」の各factorが相乗効果で影響しあっているのが「試合」だと思う訳です。だから、「練習」でプラスの①②をどれだけやっても、マイナスの可能性がある③④の「試合」独特なものを無視していると「結果」は思うように良くならないという事になると思います。

 

 

「練習」でできる事と「試合」でしかできない事がある。

 

つまり、「練習」と「試合」は別物と考える。

 

 

では、この③④という「試合」でしかできない事を向上させるにはどうすればよいのでしょうか。普通に考えると、「試合」にたくさん出場して「練習」と同様に「繰り返し行う」事ですね。しかし、「試合」と言うのはそれほど頻繁にあるものでもないですし、「試合」は勝ちたいものですから「習うために試合に出場する」という事自体が何か変ですね。「試合」は常に真剣勝負で、勝つものです。場合によっては、目標としている「試合」があり、それに向けてそれまでにある「試合」に出場し、経験を積むという事はあると思います。それにしても、「試合」には手間もかかりますし、お金もかかる場合も少なくありません。できれば「試合」で習うのではなく、何とか「練習」で③④を向上させたいものです。

 

これを見つける事ができれば、より一層「試合に勝てる練習が可能となり、とても面白くなると考えます。

 

「メンタル」「雰囲気」を「練習」で行うにはどうすればいいか・・・・・・・・これは、後編でご紹介したいと思います。

 

 

次回は、「練習と試合について(後編)」です。

 

 

【Break time】ライジングについて~続

Today’s Lesson Concept : 武器の活性化

本日のレッスンでは、「武器の活性化」をコンセプトに行いました。「活性化」とは、自分の武器をより強く見せれる環境を作るという意味です。自分の武器そのものを強化する事も必要なことですが、それだけが武器の研磨ではなく、その武器を強く見せられる環境を作る事も武器の研磨となると考えます。本日は、「バックのスライス」が武器である生徒さんに対して、より「スライス」が活きるボールを混ぜる事にチャレンジしました。「スライス」をベースにラリーをすると、どうしてもラリー自体がスローペースになり、それを続けると攻め込まれる形になります。そこで、そのスローペースを補えるボールを混ぜることで相手にロックオンをされないラリーを目指しました。当然、ハイレベルのスキルが必要であり、ミスも増えます。リスキーな事なのですが、これを反復練習をする事でマスターできれば、ラリー自体が非常に強いものになれると考えます。ミスの原因を一つ一つ拾い上げ、改善していきながらマスターへ向けてレッスンをしていきたいと思います。

 

本日は、前回に引き続き「ライジング」について考えてみたいと思います。前回より「ライジング」とは、「相手の予測を外せる間隔を作れ、ラリーを支配できるショット」と考えました。しかし、トッププロを除き通常のプレイヤーでこの「ライジング」を好んで打っているプレイヤーはあまりいませんね。それは、なぜなのでしょうか。

 

①難易度

②気持ちよさ

③必要性

 

この3つが「あまりしない」理由なのではないでしょうか。

①難易度

これは当然の如く、ボールをよく見て、呼び込んでから打つというショットではなく、飛んでくるボールに対して弾んでくるタイミングで打つショットですからとても難易度は高いです。また、難易度が高いからこそリスキーであり、中途半端にするとミスの原因にもなってしまいますね。

②気持ちよさ

これは「ライジング」を打ってみるとわかると思いますが、ボールをよく見て思いっきり「叩く」というようなショットではなく、タイミングを合わせて「弾く」というようなショットになります。上手く「弾ける」と気持ちはいいですが、なかなか気持ちの良いレベルまでタイミングを合わせることは難しいと思いますね。

③必要性

これは自分のスタイルにもよりますが、「ライジング」を必要とするスタイルはほとんどありませんね。本日の生徒さんのように「ライジング」が有効であるスタイルはありますが、必要かというとそうではありません。ですので、「必要」と感じなければやらないショットだと思いますね。(深いボールの処理でライジングを打つ事はあると思いますが)

 

私は、この「ライジング」はとても大きな武器と考えています。上記の通り3つの「やらない理由」がありますが、それらを加味しても自分のスタイルに照らし合わせて有効であれば、「ライジング」を取り入れる事を検討してはいかがかでしょうか。

 

敢えてですが、「深いボールの処理」という意味合いの「ライジング」ではなく、あくまでも「ラリーで支配できる」レベルの「ライジング」です。

それ専用のレッスンメニューが必要です。(本日の生徒さんは最初から上手でした。)中途半端に「ライジング」をすると、インパクトのタイミングが狂い、一層悩むことになります。

取り入れるなら、しっかりとメニューを組んで練習しましょう!

 

 

次回は、「練習と試合について(前編)」です。

 

 

【Coffee_Break】今日のシュウちゃん

お野菜大好き

シュウちゃんは、基本的にドッグフードしか食べません。

人が食べているもの、例えば床に落ちてしまったお菓子なんかを間違って食べてしまうと、必ず嘔吐します。

小さい頃からお腹が弱い子で、一晩中下痢をするシュウちゃんにつきっきりの看病をし、次の日急いで病院に駆け込んで一時間近い点滴を受けて、やっと帰宅して疲れ切って二人で寄り添って眠ったのは美しい思い出・・・。

まあ、シュウちゃんの健康の為にも人の食べ物をあげる気はなく、ドッグフードを美味しく食べているので特に問題はないのです。

ところが、人の食べ物でも嘔吐しないものがあります。

お野菜です。

ワンコちゃんのご飯を手作りしている方が、ご飯にお野菜をたくさん入れてるのを何かで見て、「お野菜なら健康にも良さそうだし、シュウちゃんも食べれるかな」と思い、あげてみました。

すると、美味しそうに食べてます。しかも吐かない。

ということで、シュウちゃんのお野菜大好き人生(犬生?)が始まりました。

では、勝手に発表しちゃうぞ、シュウちゃんの大好きお野菜ランキング~!!

 

第3位!ドゥルドゥルドゥルドゥル~ジャンッ

キャベツ~!

 

第2位!!ドゥルドゥルドゥルドゥル~ジャンッ

キュウリ~!!

 

では、第1位!!!ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥル~ジャジャンッ

トマトでした~!!!

 

トマトの時は、それはもう喜び方が違います。

キッチンでトマトを切っている横でじっと待っているのですが、他の野菜と違って待ちきれなくてずっとウロウロしてます。

『トマト~!トマトだ~!!トマトだも~ん!!うっひゃ~!!』と言っているに違いないくらいの目の輝き(笑)。

もらえなかった時は、見ていられないくらいに落胆するので、甘い飼い主としてはあげざるを得ない・・。

 

しかも、キッチンでお野菜を切っている私の傍らで『くれるの?』と待っている時、「これは玉ねぎだからダメだよ」と言うと『そっかあ・・』とおとなしく退散していくシュウちゃんは、なんて賢いのかしら、うふふ。

 

【Break time】ライジングについて

Today’s Lesson Concept : ラリーのテンポ

本日のレッスンでは、「ラリーのテンポ」を注視して行いました。「ラリーのテンポ」とは、自分が打ったボールに対して相手が返球する。その返球をまた自分が打ち返すという「ラリー」において、どのような「間隔」でボールを動かすのかという事です。この「間隔」というものが「ラリー」においては大切と考えます。というのも、「ラリー」には一定のリズムがあると思います。そのリズムは「ラリー」の中で感覚として理解できるものだと思います。しかし、相手の打ったボールを見て、飛んでくる方向を確認し、軌道へ動いて打ち返すのでは「遅い」ですよね。理解した一定のリズムの中で「予測」しているはずです。その「予測」が「ラリー」にはとても大事だと思う訳です。という事は、相手の「予測」を外すという事も大事だということになりますね。「予測」を外すといっても、フォアサイドに打つと見せかけて~バックサイド!というような「予測」の外し方ではなく、自分が打ったボールがどの「間隔」で返ってくるのかという「予測」を外すのです。つまり、相手が「予測」しているよりも早くボールを返す事ができれば、相手は「予測」できない「間隔」でボールを打ち返さなくてはならなくなり、準備の時間もない状態にできるという事です。このような相手の「予測」を外せるショットが「ライジングショット」です。

 

 

「ラリー」では、相手の「予測」を外す「間隔」でボールを打ち返す事が有効

 

 

「ライジング」とは、「昇っている最中」という意味ですね。ボールがコートに着地し、跳ね返った放物線の上がってくるタイミングでボールを打つショットが「ライジングショット」ですね。

この「ライジング」での返球が、なぜ相手の「間隔の予測」を外す事ができるのでしょうか。

基本的に、ボールを打つ時は放物線の最上部でボールを打つ、或いは落ちてきたボールに対して擦り上げるというタイミングが多いと思います。それは、放物線の最上部でボールを打つことで「より高い位置でボールを飛ばせる」事になり、フラット系の速い弾道のボールが打てるからです。また、落ちてくる位置でボールを打つことで「抵抗がより多く発生し、強い回転がかけられる」事になり、スピン系の弾む(重い)ボールが打てるからです。しかし、ボールが着地してからある程度の時間がある為、相手も「予測」しながら準備をしています。

ここで、放物線の上がってくるタイミングでボールを打つと、相手は「予測」しているよりも早くボールが返ってくることになります。これが「ライジングショット」のメリットです。

 

 

相手の「予測」を外す「間隔」を作れるショットが「ライジングショット」

 

 

また、相手は「予測」していないボールに対応する事(打ち返す事)で精一杯になります。となると、その「ラリー」はどこに打つのか、どのような球種を打つのかという「ラリーの主導権を得られる」ということになります。つまり「ラリーを支配できる」のです。

 

 

自分主導で「ラリー」を支配できるショットが「ライジングショット」

 

このように、「ライジング」でボールを打つ事はとてもメリットがあることなのです。

しかし、相手が「予測」できないボールで有効でも、多くのプレイヤーは「ライジング」でボールをあまり打たないのです。これはなぜなのでしょうか。・・・・・・・・・・続きは次回にしますね。

 

 

次回は、「【Break time】ライジングについて~続」です。

 

 

練習(レッスン)プラン(計画)について

Today’s Lesson Concept : リカバーボール

本日のレッスンは、「リカバーボール」をコンセプトに行いました。「リカバーボール」とは「攻め込まれた時にチョイスするボール」を言います。本日の生徒さんの場合は、左右のスペースを攻められる際に、カウンターでリカバーするのではなく、「ロブ」でのリカバーをチョイスしました。カウンターではリスキーな上に、カウンターの返球は速いボールの為自分の準備が間に合わないのです。だから、自分の体勢を整える時間を作る為に「ロブ」をチョイスしました。元々、本日の生徒さんは「ロブ」がめちゃくちゃ上手いからでもありますが・・・・・・(笑)

このように、球出しのようなボールは試合では殆ど飛んできません。攻められた時にどのようなボールを選ぶのか、リカバーする上で自分に合ったボールをその時の状況に合わせて選ぶ事が大切と思います。

 

 

本日は、「練習(レッスン)プラン(計画)」について考えてみたいと思います。

みなさんは「練習」や「レッスン」を行う際に、その「プラン(計画)」はどのように立てておられますか。自分や生徒さんが気になる部分、不安な部分を選んで繰り返し練習する。または、毎回同じメニューを繰り返し練習する。双方とも有意義な練習だと思います。前に「コンセプト」のお話をしたと思います。練習の際に「何を目的に行うのか」を明確にする事が「上達」においては大切でした。

MYTA一般コースでは、この「コンセプト」を階段を昇るように設定しています。初級・中級・上級とクラス分けをしたそれぞれにおいて、初級のゴール・中級のゴール・上級のゴール(上級のゴールは更新していきます)と各クラスのゴールを決めています。言わば「屋上」ですね。その屋上に到達する為に、各階を経てくるイメージです。各階にはコンセプトがあり、それが習得できれば次の階に進む事ができます。これを「カリキュラム」として生徒さんにも見えるようにしています。これがあれば、今自分のテニスはどのような状態にあるのか、これからどのようなスキルを身に着けていくのかが一目瞭然にわかります。

まずは、この事が大切だと思うのです。

 

 

「練習(レッスン)」は、「今の状態」と「これからの事」がわかる(見える)ようにする

 

 

そうしなければ、既にできる事を練習する、或いはできない事が後回しになったり、または今はできないメニューに取り組んでしまったりと、練習(レッスン)が非効率なものになってしまうように思うからです。

 

次に、みなさんは「練習(レッスン)」した事を覚えていますか。練習(レッスン)で、何を身に着け、何が課題であったかを覚えているでしょうか。恐らく、一生懸命練習(レッスン)に取組み、ある程度打てるようになって「気持ちよく」練習(レッスン)を終わっているのではないでしょうか。これでは、前回、前々回の練習(レッスン)を覚えている可能性は低いように思います。これは、とても勿体ない事です。一度できても、しばらくするとできなくなるものです。できるようになり、できなくなり、またできるようになるという事を繰り返して初めて、完全に習得していくものです。ですので、過去の練習(レッスン)をしっかりと覚えておく事は、一度できた事、できなかった事を確認できる訳ですから、とても大切な事なのです。とは言え、練習(レッスン)中にメモを取る、或いは練習(レッスン)後にノートに書くなんて事はできないと思います。練習(レッスン)中、生徒さんは必至で取り組んでおられますのでね。

MYTA一般コースでは、この「練習(レッスン)」で何をしたか、課題は何か、今後何をしていくべきかを記載した「レッスンレコード」を生徒さんにお渡ししています。毎回お渡しするので、何をしてきているのかを忘れる事がありません。また、レッスン中では伝えきれなかった課題やよかった事などを改めて理解できます。

 

 

「練習(レッスン)」は、毎回が「財産」。しっかりと「履歴」を残しておく

 

 

このように、当たり前のように実施する「練習(レッスン)」をより効率的なものにした方が「上達」は早いものです。同じ1時間の中で、実施する「練習(レッスン)」のメニューが「上達」の「スピード」を左右しますね。また、一度実施した事をしっかりと「思い出せる環境」が「上達」の「」を左右しますね。

 

MYTAでは、1時間という時間を目一杯使うと共に、その内容の「濃さ」にこだわり、レッスン以外の時間でもレッスンの事を思い出せる環境を作っています。

 

その内容の「濃さ」と「環境」については、もっと考え、さらに進化させていきたいと考えております。

 

 

次回は、「【Break time】ライジングについて」です。

 

 

集中について

Today’s Lesson Concept : ライジング(前で捉える)

本日は、「集中」について考えてみたいと思います。

集中」とは、国語辞典で調べると「1か所に集める事、または集まる事」とあります。よく「集中しろっ!」とか「集中しないと・・・」と言われたり、思ったりするケースがあるのではないでしょうか。

「集中する」とは、意味合いから考えると「1か所に集める」という事になると思われます。ここで、大切なことは「何を」集めるのかという事です。一概に「集中する」とよく言いますが、みなさんは「何を集めるのか」を考えた事があるでしょうか。この「集中」で集めるものとは一体何のことなのかを考えてみたいと思います。

 

テニスで「集中」するシーンを思い浮かべてみましょう。

 

①カウンターを打つ際に集中する

②相手のサーブに対しリターンを集中する

③ベンチで集中する

④ブレイクポイントで集中する

⑤ファーストサーブを集中する

⑥ラリーを集中する

⑦ミスをしないように集中する

等々

 

テニスで「集中」するシーンとは、挙げだすときりがなく、無数にあると思います。例えば上記6つの「集中」は何を集めているのでしょうか。

 

①-a  ボールを見る単一的視点

②-b  相手の位置とボールを見る局所的視点

③-c  戦略を考える全域的思考

④-d  リターンからポイントまでを考える局所的思考

⑤-e  インパクトを見る局所的視点

⑥-f  相手の位置やインパクト、スイングなどを見る全域的視点

⑦-g  ミスをする原因を考える単一的思考

 

このようにテニスで行う「集中」とは、「視点」と「思考」を集める事をいうのではないかと考えます。しかし、「視点」や「思考」を集めるとはどのような事なのでしょうか。

 

そもそも「集める」という事は「散らかっている」状態だから発生する行動ですね。もともと集まっているなら「集める」必要はないですから。この事が大切なのです。

 

 

「集中」する時は「散らかっている」状態と考える

 

 

では、何が「散らかっている」のかを考えると、先ほどの「視点」「思考」が「散らかっている」のです。テニスでは、行き交うボール、動く相手、サーブを打つ際に上を向くなど常に素早く色んな所を見ています。それだけ「見(視)なければならない点」がたくさんあると思います。また、相手がどのようなボールを打ってくるのかを予測する、サーブはどこに打つ、リターンはどこに打つ、どのようにネットに出るなど常に瞬時にたくさんの事を考えています。それだけ「思い考えている」事がたくさんあると思います。

このようにたくさん見(視)て、考えながら実践するスポーツですから、それらを「集める」作業、すなわち「集中」がとても大切になると思う訳です。

 

 

「集中」するとは、たくさんの「視点」や「思考」をその時に合った「所」に集めるという事

 

 

「集める」とはどうすればいいのでしょうか。「視点」を集める、「思考」を集めるとはどのような事を言うのでしょうか。

これはcase by case です。その時に必要な「所」があるはずです。先述した①~⑦を考えても、一つ一つ「集める所」があるはずです。例えば、①のカウンターを打つ際に集中する場合は、飛んでくる「ボール」に「視点」を集める訳です。ここでもう一つ大切な事があります。それは、①-a~⑦-gまでで現れた「単一的・局所的・全域的」という「集める単位」があると言う事です。「集中」するとは「1か所に集める事」でした。しかし、テニスにおいては常に1か所に集める訳ではないと思うのです。

 

単一的→1か所

局所的→複数個所

全域的→全体

 

単一的は、1か所へ「視点」や「思考」を集める。言い換えれば、一つのことだけを「見る」「考える」と言う事です。

局所的は、複数個所へ「視点」や「思考」を集める。言い換えれば、複数の事を「見る」「考える」と言う事です。

全域的は、全体へ「視点」や「思考」を集める。言い換えれば、全体の事を「見る」「考える」と言う事です。

 

これを見ると、単一的はイメージしやすいですが、局所的、全域的はイメージしにくいかと思います。

局所的は、2つ以上の事が関与しているものに対して行う事。例えば、②のリターンを集中する事について、リターンをしっかりと打つには「ボール」と「相手の位置」という2つの事が関与していますね。

全体的は、全体の事が関与しているものに対して行う事。例えば、③ベンチで集中する事について、自分の戦略について「ショット」「メイク」「相手の状態」「雰囲気」など試合全体の事が関与していますね。

 

このように一言で「集中する」と言っても、「何を」集めるのか、「どのように」集めるのかを明確にしなければ本当に「集中」はできないと思います。

また、「集中」する(集める)と言う事は、余計な「視点」や「思考」を省くと言うことでもあります。「視点」においていうと、単一的視点で「ボールを見る」と決めたなら、相手の位置や動きを「省く」のです。つまり、見ないと言う事です。また、「思考」においていうと、全域的視点で「戦略を考える」と決めたなら、「ボール・ショット・サーブ・インパクト等」のような単一の事を「省く」のです。つまり、一つだけを見ないと言う事です。

 

 

「集中」するとは、余計な「視点」や「思考」を「省く」事

 

 

MYTAでも「集中」を高められる環境を「集めるもの(ボール・相手など)」と「集める方法(単一・局所・全域)」を考えて作っていきたいと思います。

 

 

次回は、「練習(レッスン)プラン(計画)」についてです。

 

 

【Break time】身長について

Today’s Lesson Concept : 本日はお休み

本日は、【Break time】として「身長」について少し考えてみたいと思います。「背が高くなりたい・・・」と思い続けているお子様や、今でも「背がもっと高かったらなぁ・・・」と思い焦がれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。たくさんのスポーツにおいて「身長の高さ」は有利に働くと思われます。代表的なスポーツでは「バレーボール、バスケットボール」で、これらは獲得ポイントに対して直接的に最高到達地点が関与するスポーツですね。つまり、高い所に近ければ近いほど有利になるスポーツです。

逆に、「身長の高さ」が不利に働くスポーツはあるのでしょうか。・・・・・・・・・・・思い当たらないですね。「身長」が高い事が自体が不利に働くスポーツは無いように思われます。

では、全てのスポーツにおいて「身長」が高い方が良いと言う事になります。しかし、「身長」が高い事におけるデメリットもあると思います。

 

 

<身長が高いデメリット>

①骨格のパーツがそれぞれ長い為、一定の距離を動かすのに時間がかかる(瞬発力)

②体が大きい為、走る際の抵抗が大きくなる(持久力)

 

 

メリットも確認しておきましょう。

 

 

<身長が高いメリット>

①遠心力が大きく、回転の動きにおいて大きな力が出せる(破壊力)

②各リーチが長い為、初動で広範囲をカバーできる(カバー力)

 

 

このように「身長」が高いと、大きなパワーが出せる破壊力と上下左右と広範囲でカバーできるカバー力で有利になりますが、体が大きい分瞬発力と持久力で不利になります。

 

逆に、「身長」が低い事におけるデメリット、メリットを見てみます。

 

 

<身長が低いデメリット>

①遠心力が小さく、回転の動きにおいて大きな力が出せない(破壊力)

②各リーチが短い為、初動で広範囲をカバーできない(カバー力)

 

<身長が低いメリット>

①骨格の各パーツが小さい為、初動が速く俊敏に動ける(瞬発力)

②体が小さい為、走る際の抵抗が小さくなる(持久力)

 

 

このように「身長」が低いと大きなパワーが出せない事と広範囲でカバーできない事で不利になりますが、俊敏な動き(瞬発力)と持久力で有利になります。

これは、見ればわかるように「身長」の高低でメリットデメリットが相反している事がわかります。・・・・・・・まぁ当たり前のことですね。しかし、これってとても重要な事だと思うんです。

 

「身長」の高い、低いで鍛える箇所が異なり、効率的に総合力をアップする事が大切だと思います。ここで真っ先に考えるのが「デメリットの克服」ですね。「身長」の高い人であれば、瞬発力・持久力を鍛える、「身長」の低い人であれば、破壊力とカバー力を鍛えるというように・・・・・・・。

確かにこの「デメリットの克服」は大切です。しかし、「メリットの進化」も「デメリットの克服」につながると思うのです。

例えば、「身長」の高い人であれば、俊敏な動きができない為一発の破壊力で細かな動きの必要性をなくす、或いは持久力がない為、広範囲のカバー力で動く必要性を最低限に抑えるという事。

「身長」の低い人であれば、大きなパワーが出せない為、俊敏性で数多く攻撃する(手数を増やす)、或いはカバー力が小さい為、1歩2歩多く動く事で広範囲をカバーするという事。

 

 

このように、「身長」の高い人、低い人によって「メリット・デメリット」は相反して存在し、それらのどれを強化すべきなのかをしっかりとターゲティングをした上で鍛える事が効率的だと思います。

 

 

でも、「身長」は高い方が有利な事は確かです。上記のように考えても、「身長」の高い人のデメリットは「鍛える事(速筋〈筋力〉・遅筋〈有酸素運動〉)」で克服できます。しかし、「身長」の低い人のデメリットは「鍛える事」で克服しずらいものになります。破壊力は速筋を鍛える事で得られるかもしれませんが、カバー力はどうしてもリーチの長さが必要になりますから。

 

テニスにおいては、「身長」の高低はバレーボールやバスケットボール程差が生じないとは思います。サーブやフラットショットにおいて「身長」が高いプレイヤーの方が有利に働きますが、「身長」の低いプレイヤーのバランス安定感や持久力のメリットは大きなポイントです。とは言え、前述したように「身長」の高いプレイヤーが「デメリットの克服」をするとやはり強くなりますね。

 

 

MYTAでも、プライベートレッスンではこの「身長」を生徒さんの特徴と捉えて、鍛えるべきポイントを見定めてレッスンを行っています。

 

みなさまは、自分の「身長」を有利に働かせていますか???考えた事もない方がいらっしゃれば、きっと練習内容やプレーが変わってくると思いますよ。

 

 

次回は、「集中について」です。

 

 

【Coffee_Break】今日のシュウちゃん

憧れのドッグラン

何度も話していますが、シュウちゃんはボーダーコリーです。

「運動が大好きなので、1回1時間、1日に2回は散歩に行くようにしましょう」と書いてあることが多い犬種です。

なので、最初のころは割と頻繁にドッグランに連れて行っていました。

広いところで思いっきり走るシュウちゃん、他のワンコちゃんとの交流を試みるシュウちゃん、とっても嬉しそうなシュウちゃん・・。

飼い主としては、我が犬の喜ぶ顔が見たいからドッグランに連れて行くわけです。

 

ところが。

 

ドッグランに連れて行っても、シュウちゃんは私の横を離れません。

離れてもせいぜい半径3メートル以内。

「走ってきていいよ!」と何度言っても、まるでサイドウォークの訓練しているかのごとく、ぴったりと私に寄りそうシュウちゃん。

普段の散歩ではどんなに指導しても『サイドウォークって何?僕わかんない(鼻ほじ~)』みたいに、全くと言っていいほどサイドウォークなんてしないのに。

なぜわざわざドッグランでサイドウォークを披露するのか。誰が得をするのか。

とにかく、ずっと私の横にいて、鼻で私をツンツンするのです。

 

まさか・・・。

 

試しに私が走ってみると、シュウちゃんも嬉しそうに走り始めます。

 

まさかのまさか・・・・。

 

そうです。

シュウちゃんは『一緒に走ろうよ!それなら走るよ!!』と誘っていたのです。

ボーダーコリーだから運動をさせないと!たまには広いところで思いっきり走らせないとストレス溜まるかも!!と飼い主なりに考えて、ドッグランに来たのに。

もっと言えば、1日2時間の散歩はちょっとキツイし、たまにドッグランで走れば納得してくれるかな、とか考えてドッグランに連れて来たのに、ドッグランにいるどの犬よりも懸命に走ってゼーゼー言っている私・・・。

その横で全力疾走にはほど遠いスピードで、私と一緒に走るという目的を十分に達成しているシュウちゃん。

何か・・・・・・・・・違う・・・・・・・。思ってたのと、違う・・・・・・・・・。

そうだ、違うドッグランなら走るのかも、と思い、可能な限り様々なドッグランに連れて行ってみましたが、結果は全て同じ。

私の横にいて鼻でツンツン、『一緒に走る?』

〈ドッグランに入るなり走り出し、遠いところから笑顔を見せてくれるシュウちゃん〉は、一生憧れなんでしょうねえ。

とはいえ、一緒に走っているシュウちゃんはとっても楽しそうだったので、まあ結果オーライ(笑)