練習と試合について(前編)

このエントリーをはてなブックマークに追加

Today’s Lesson Concept : 本日はお休み

本日のレッスンは・・・・・・・・・・・・・コートまで行くも・・・・・・・・・・・・・・春の嵐・・・・・・・・・・・小雨が顔に叩きつく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・デキナイ・・・・・・・・・・・・・・お休みとなりました。

早く春にならないかなぁ・・・・

 

本日は、「練習と試合」について考えてみたいと思います。生徒さんも「練習」では上手くいくのに、「試合」ではなかなか上手くいかないなぁという話を聞きます。前にも「テニスの結果=スキル×戦略×メンタル×雰囲気」という話をした事があります。「練習」で行う代表的なものが「スキル」ですね。また、「戦略」も練習で行う事ができますね。しかし、「メンタル」と「雰囲気」は「練習」ではできないとなるとどうすればいいのでしょうか。それも、前に「戦略について」や「メンタル」「雰囲気」というテーマでお話をしました。それらをよく読んでいただくと、各テーマについては理解できるのではないかと思います。

今回は、「練習」と「試合」とはどのような関係があるのかという事を考えてみたいと思います。

 

練習」とは、国語辞典で調べると「学問や技芸などが上達するように繰り返し習う事」とあります。つまり、「上達」するように「繰り返し行う」事ですね。

試合」とは、国語辞典で調べると「スポーツや武術などの技を比べ合い勝敗を競う事」とあります。つまり、「技(スキル)」を比べ合い「勝敗を決める」事ですね。

 

普通に考えると、「練習」で「技(スキル)」を「上達」させて、「試合」でそれらを比べ合うというようになります。つまり、「練習」の成果が「試合」で試される!という事ですね。しかし、「試合」を経験された方であれば理解されると思いますが、「練習通りにならないのが試合」なんですよね。「練習」ですごく上手くできる事が「試合」となると全くできなくなる。逆に、「練習」ではなかなか上手くいかないのに「試合」となると超人的にできてしまう・・・なんてこともあるかと思います。

これはどういう事なのでしょうか。「テニスの結果の方程式」で考えてみたいと思います。

 

「テニスの結果」=「①スキル」×「②戦略」×「③メンタル」×「④雰囲気」

 

この方程式の①②は「練習」で培うもの③④は「試合」独特なものと考えられます。言うまでもなく、①~④が「試合」で試されるものです。ここで大切な事が「×(掛け算)」である事です。なぜ「+(足し算)」ではないのか。それは、「要素の大きさだけでなく、プラスかマイナスかという要素の符号が直接的に影響する」からです。

例えば、「2+5+(―1)」という方程式と「2×5×(―1)」という方程式の解はどうなるでしょう。

 

「2+5+(―1)=6」

「2×5×(―1)=―10」

 

このように解は、数字(要素)の大きさも違えば、符号(要素)も逆になっています。たった「1」でも、「×(掛け算)」になると大きな差になってきます。このように「スキル」「戦略」「メンタル」「雰囲気」の各factorが相乗効果で影響しあっているのが「試合」だと思う訳です。だから、「練習」でプラスの①②をどれだけやっても、マイナスの可能性がある③④の「試合」独特なものを無視していると「結果」は思うように良くならないという事になると思います。

 

 

「練習」でできる事と「試合」でしかできない事がある。

 

つまり、「練習」と「試合」は別物と考える。

 

 

では、この③④という「試合」でしかできない事を向上させるにはどうすればよいのでしょうか。普通に考えると、「試合」にたくさん出場して「練習」と同様に「繰り返し行う」事ですね。しかし、「試合」と言うのはそれほど頻繁にあるものでもないですし、「試合」は勝ちたいものですから「習うために試合に出場する」という事自体が何か変ですね。「試合」は常に真剣勝負で、勝つものです。場合によっては、目標としている「試合」があり、それに向けてそれまでにある「試合」に出場し、経験を積むという事はあると思います。それにしても、「試合」には手間もかかりますし、お金もかかる場合も少なくありません。できれば「試合」で習うのではなく、何とか「練習」で③④を向上させたいものです。

 

これを見つける事ができれば、より一層「試合に勝てる練習が可能となり、とても面白くなると考えます。

 

「メンタル」「雰囲気」を「練習」で行うにはどうすればいいか・・・・・・・・これは、後編でご紹介したいと思います。

 

 

次回は、「練習と試合について(後編)」です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です