練習と試合について(後編)

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Today’s Lesson Concept : 本日はお休み

本日のレッスンは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コートに行くまでもなく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寒い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドウシヨウモナイ・・・・・・・・・

 

 

本日は、前回に引き続き「練習と試合」について考えてみたいと思います。

 

テニスの結果=「①スキル」×「②戦略」×「③メンタル」×「④雰囲気」

 

このファクターの中で、①②は「練習」で研ぎ澄ますことができましたね。③④は「試合」独特のものであっても「練習」で行うことができれば「試合=技を比べ合う(結果)」でより一層勝てるようになると考えます。

そこで、③④を「練習」で行うにはどのようにすればいいのでしょうか。

もう一度、「メンタル」と「雰囲気」をまとめてみたいと思います。

 

「メンタル」=予想外の出来事に影響される「気分」

「雰囲気」=相手に向かって自然に作り出される「気分」

 

このような「気分」を「練習」で作り出す事ができないかと考えます。

当然、「練習」ではこの③④がマイナス想定で行いますね。「メンタル」「雰囲気」がマイナスとはどういうシチュエーションなのでしょうか。

 

「メンタル」マイナス=予想外の出来事が生じた時

「雰囲気」マイナス=相手の状態に押されている時

このようなシチュエーションだと考えます。この③④に最も影響を及ぼしているものは何でしょうか。

 

「メンタル」=予想

「雰囲気」=プレッシャー

 

このようなものが影響を及ぼしていると考えます。となると、この「予想」と「プレッシャー」が必要なシチュエーションを「練習」の中で実現できるメニューを考えるということになります。

 

MYTAでは、以下のようなレッスンを行っています。

 

③「予想」

一つのレッスン項目において、初めに打数を決めています。例えば、「フォアのクロスを15球打ちましょう。」というように。このように先が見える状況を作っています。15球というゴールを明確にすることで、自分が打つショットをミスも含めてある程度予想する事ができます。ゴールが無ければ、よいショットもミスショットもスルーしてしまいます。この「予想することができる」のは、15球というゴールが明確になっている為、「集中」できているからです。このように、ゴールを決めて自分がどのように打つのか、どのようなミスをしそうなのかを予想できるようにしています。

この「予想」を入れたレッスン(打数を決めたレッスン)は、とても疲れます。それは、普通に打つよりも自然と予測をしながら「集中」しているからです。

 

④「プレッシャー」

残念ながら、この要素を取り入れる事はとても難しいです。「試合」独特な要素ですから。「練習」と「試合」とが異質なものである源とも言えると思います。ですので、この「プレッシャー」を「練習」で演出する事は今のところファジィな状態です。「3球或いは5球をノーミスで打ちましょう」であるとか「30ハンデのゲーム形式」というような形をとる事も考えられるのですが、それは少し違うと感じます。この「雰囲気」の「プレッシャー」は初めからずっと存在するもので「瞬間的なプレッシャー」ではないのです。この部分はとても大切な所ですので、もう少し時間をかけて考えてみたいと思います。また、良い案が見つかりましたらお話しますね。

 

このように③④を「練習」で取り入れる事をじっくり考え、これが定着できれば素晴らしいレッスンになると思います。

 

 

 

「練習」と「試合」を環境の違いに着目してお話してきましたが、大切な事は、「練習」を単なる「反復」にせずもっと効果のあるもっと楽しいもっと上達が実感できる「練習」を考える事です。

いつものように「球出し」をし、ラリーをしながらポイントを取り合う、良いショットが決まれば喜び、ミスをすれば悔しむ・・・・このような「いつもの練習」ではなく、前回の練習を振り返り、今回の練習に活かす。そして次回の練習に課題を課す事が大切と考える訳です。

 

 

「練習」は、前回と同じではダメ。前回から課せられた課題をクリアできる「練習」であるべきで、次回に必ず課題を課す。

 

 

「練習」と「試合」は別物と考えるべきでした。となれば、「練習」をもっともっと充実したものにする事が、別物である「試合」に影響を及ぼせるようになると考えます。「試合」で必要な「スキル」を研ぎ澄まし、「試合」で重要な「メンタル」を向上させる「自信」を持てるだけの「練習」が「試合」で勝つ為には必要なのです。

 

 

「練習」の進化は、更なる「スキル」の向上だけでなく、これだけの事をやっているのだからという「自信」につながる

 

 

「練習」=「レッスン」です。MYTAでは、大切な生徒さんの時間を1分たりとも無駄にせず、毎回進化していける「レッスン」を目指します。

 

 

次回は、「テニスを初めてする時」です。

 

 

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