雰囲気~余裕と一生懸命な姿~続

このエントリーをはてなブックマークに追加

Today’s Practice Concept : 雪の為中止

本日の練習は、雪?・・・・・・・・・・大雪の為中止です。・・・・・・・・・・・・これは、できないレベル・・・・・・。

早く暖かくならないかなぁ・・・・・・・・・・・ゴジラエルニーニョですから暖かいのか・・・・・・・・・・・・・・・・いやっ、寒いぞ!

とにかく、テニスができるように早くならないかなぁ・・・・・・・・・・

 

本日は、「雰囲気」についての2番目「一生懸命な姿」について考えてみたいと思います。

前回、前々回にもお話ししましたが、試合での「雰囲気」は「余裕」と「一生懸命な姿」が大切だと感じました。その中の「一生懸命な姿」とはどのような事をいうのでしょうか。

 

この「一生懸命な姿」は言い換えれば、「礼儀正しく、爽やかで、全力でプレーしている姿」でした。観客が皆自分を応援してくれているような気持ちになれる状態です。

一生懸命」とは、国語辞典で調べると「命がけで事に当たること。また、そのさま」とあります。テニスでいう「一生懸命な姿」とは、試合に勝つ為に正に命がけでボールを一心不乱に追いかけ、相手コートにボールを打ち込むさまとも言えるかと思います。

しかし、ここで注意しなければならない事があります。

 

「一生懸命」=「命がけ」=「本能で動く」

 

「一生懸命な姿」とは、「命がけの姿」であり、その時の自分は「本能」で動いていると考えなければならないという事です。つまり、「」の自分が出るという事です。

観客が皆自分を応援してくれるような「姿」は、「一生懸命な姿」であり、「素」の自分の姿だという事です。

 

一方、「一生懸命な姿」とは、「勝ちたい」と強く思っている姿であり、「闘争心が剥き出しな状態」だとも言えます。これは、「勝つ為には手段を選ばない感覚」にも近しい状態だともとれます。

 

つまり、

 

 

「一生懸命な姿」 = 「素」の自分 = 「勝つためには手段を選ばない状態」

 

 

という「姿」だと思います。ここで、改めて観客が皆自分を応援してくれている気持ちになれる時はどういう時かを振り返ると、「礼儀正しく、爽やかで、全力でプレーしている時」でした。

 

 

「一生懸命な姿」 = 「素」の自分 = 「勝つためには手段を選ばない状態」 = 「礼儀正しく、爽やか」

 

 

という「姿」だという事になります。

 

これは、勝つ為に全力でプレーすると一生懸命な姿になる。しかし、そこには「礼儀正しく、爽やかな姿」が必要だという事です。

「一生懸命な姿」になればなるほど、「闘争心が剥き出しの状態」になり気分が高揚します。相手に向かって牙を剥き出しに食って掛かる位の気分です。そのような状態のときに「礼儀正しく、爽やかな姿」でいれる事が大切だと思うのです。

 

 

「一生懸命な姿」 → 「闘争心が剥き出しの高揚した気分」⇔「礼儀正しく、爽やかな落ち着いた気分」

 

 

このような相反する気分を併せ持つ必要があるという事ですね。これは、とても難しい状態だと感じます。しかし、このような「一生懸命な姿」を手に入れる事ができれば、「余裕」と合わせて「雰囲気」を味方にすることができる。そうなれば、試合で勝てる度合いはとても高くなると感じます。

因みに、この「一生懸命な姿」を最も持っているプレイヤーはR.フェデラー選手だと思います。

 

このような「一生懸命な姿」を作るにはどうすればよいのでしょうか。

 

これは、「心」の強さのお話になりますね。詳しくはまたの機会にお話ししたいと思いますが、この「心」の強さは一朝一夕で手に入れる事はできないと思います。イメージするとすれば、「闘争心が剥き出しの状態を突き抜けたらどうなるか」です。・・・・・・・・・・・「冷静(冷める)」になるんです。カッと熱くなって、それを過ぎると一気に冷静になるのが人間なのです。この熱くなった後の冷静さは、とてつもなく強く、賢い状態だと感じます。「心」には「熱い思い」を持ちながら、冷静であるが故に「広い視野」を持っている状態です。このような状態に人はなれるはずなんです。・・・・・・鍛錬は必要だと思いますが。

 

 

このように試合での「雰囲気」は、

 

先が見える事から生じる「余裕」と礼儀正しく爽やかな心の強さから生じる「一生懸命な姿」

 

で作る事ができると感じます。またそれらは、

 

「ルーティン」と「心の鍛錬」

 

で作る事ができると考えます。

 

テニスの試合において、この「雰囲気」作りは無視できない要素だと考えます。「スキル」や「戦略」という目に見える部分から、「メンタル」そして「雰囲気」という目には見えない部分までが深くかかわっており、それらのバランスを上手く調整できるプレイヤーが勝てると考えます。

 

 

次回は、「テニスの結果=『スキル』×『戦略』×『メンタル』×『雰囲気』」です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です