サーブが突然入らなくなる?!

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Today’s Practice Concept : 本日はお休み

本日は、「サーブ」について考えてみたいと思います。

「サーブ」って何で突然入らなくなるのかなぁって思います。フォームもいい感じだと思いますし、何も変わらないいつも通りにスイングしているのに「突然」入らなくなる・・・・不思議。

 

この「突然」入らなくなるのはなぜなのか。これがわかれば凄く助かるなぁと思い、考えることにしました。

 

トッププロの試合をたくさん見て、「サーブ」が入らなくなるサマリーは次のように感じます。

 

①良い感じでポイントを獲れた後のサーブ

②ブレイクポイントの大切なサーブ

③ゲーム開始のファーストサーブ

④観客がざわついた時のサーブ

 

やはり、当然といえば当然の結果になりました。この4つは全て「緊張が変化したタイミング」です。

 

①緊張が解かれて、力が入るタイミング

②緊張が増して、力が入るタイミング

③緊張が持続している状態で、力が入っているタイミング

④緊張が切れる状態で、力が抜けるタイミング

 

このように、「緊張が変化したタイミング」で「サーブ」が入らなくなると、当たり前の事・・・がわかりました。

でも、この一見当たり前のことがはっきりしたからでしょうか、「サーブ」が入らなくなる事が怖くなくなったような気がします。

「緊張が変化したタイミング」で「サーブ」が入らなくなるなら、「緊張を戻せば良い」と考えられるからです。・・・・・・・・それができれば苦労せんわいっって声が聞こえてきそうな気がします。

 

この「緊張」というものをもっと理解してみます。国語辞典では、

 

 A)心や体が引き締まること。慣れない物事等に直面して、心が張りつめて体がかたくなること。

 B)生理学で、筋肉や腱が一定の収縮状態を持続していること。

 

とあります。共に、

 

体がかたくなる状態、

或いはかたくなり続けている状態

という意味です。つまり、「緊張を戻す」とは

 

体がかたくなっている状態を柔らかく戻す

という事になります。「サーブ」が入らなくなると、先ずは「入れなきゃっ」と考えると思います。これが、「緊張を戻す」事の逆であるという事がわかります。この思考が、一度入らなかった「サーブ」を入らなくする原因だと考えます。

 

「サーブ」が入らなかった → 入れなきゃっと思う

→ 緊張が更に高まる → もっと入らなくなる

 

では、「サーブ」が入らなくなった時、「緊張を戻す」為に何をすればいいのかを考えてみたいと思います。

ここで間違ってはいけないのが、

 

「緊張を戻す」≠「緊張を緩める」

 

と考えてしまうことです。「緊張」は緩めてはいけません。「緊張」を緩めると、心と体が分離してしまいます。「こうしよう」と考えたことが、体に伝わる速度を遅くし、きっちりと具現化できなくなります。

緊張を戻す」とは、

 

「サーブ」が入っていた時のような「良い緊張」状態に戻す

 

と考えた方が良いと思います。

 

では、「良い緊張」状態に戻すとはどのような事なのか・・・・・・。これは、人それぞれ異なると思います。しかし、「良い緊張」の共通項として「気持ちの良い状態」だと言えると思います。

私の場合は、よくよく考えてみると「(心に)余裕がある時」がその「良い緊張」状態という結論に至りました。「余裕がある状態」に自分は何をしているのかを「イメージ」してみます。

①色んなショットを打とうとしている

②色んなコースを狙おうとしている

③楽しんでいる

④頭に歌が流れている(時によって曲は違いますが・・・)

こんな感じでした。このような事をしている時が「余裕がある状態」で、「緊張」を戻すとはつまり、このような事をすればよいという事になります。

①「入れよう」ではなく、次はどの球種(フラット?スライス?スピン?)を打とうかなっ

②「入ればいい」ではなく、きっちりとコースを改めて狙おうっ

③「入れなきゃ」を「どこに入れたらいいかなぁ」と楽しもうっ

④「どうしよう・・・」を「♪♪・・・・♬」

逆に、「サーブ」が入らなくなった時にしてはいけないこと、つまり「緊張が高まる」行動はNGですね。よくやってしまうNGは次のようなものがあります。

①ルーティンの意識を高める事

→ルーティンは常に一定の動作・平常心で行う行動で、心の状態をキープする為に行います。ルーティンの意識を高める事は「緊張の誘発」につながります。ですので、ルーティンの意識を高めるのは練習で行いましょう。

②何度もボールをつく事

→もっと集中力を上げようと「ボールをつきながら」・・・・・何を思うか・・・・・・入れなきゃ・・・・逆効果ですね。

 

このように、「サーブ」が入らなくなった時にすべきことが技術的なことではなく、「心」の状態だと言うことがわかったような気がします。

 

勿論、「サーブ」がしっかりと入る技術を持っているプレイヤーにおいて言えることですね。元々「サーブが不安」な方は、もっともっと「自分のサーブ」を発見できるようにフォームをチェックし、違和感のないスイングを繰り返し打ち込みましょう。

 

私も、もっと良い「サーブ」が打てるように練習していきたいと思います。

 

 

次回は、「2015年の総括」です。

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