バックハンドで差がつく!

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Today’s Practice Concept : 本日はお休み

本日から1月3日までコートの都合で練習がお休みになります。・・・・・・・・無念すぎる・・・・・トホホ

 

本日は、「バックハンド」について考えてみたいと思います。とは言え、「バックハンド」で悩むプレイヤーはそれほどいないのではないでしょうか。「バックハンド」で悩む段階というのは、ある程度テニスを初めて間もない頃か「片手と両手」の選択といった所ではないかと思います。

テニスの試合で強いか弱いか

 

「バックハンド」で差がつく

 

と思います。ボクシングでは「左を制する者は世界を制す(右利きの場合)」と言われます。これは右利きの場合、左を前に、右をその後方(顔に近い)に構えます。そして、パンチを繰り出すのですが、右利きの場合当然パンチ力が強いのは右です。しかし、右は後方にある為、相手からは遠い位置にあります。ですので、右をいきなり振り回しても相手に見切られガード(スウェイ)されてしまい、当たりません。この右を当てる為に、左がとても大切になるのです。相手に近い左でジャブを放ち、相手のガードを崩してから右を繰り出す。この左のジャブが上手いと相手は近づく事も出来ず、ガードを崩され、右の一発を喰らってしまいます。このように、大きな武器を使う前に「相手を崩す」という布石が必要なのです。テニスの場合、ボクシングでの左(ジャブ)に当たるのが「バックハンド」だと考えます。

 

フォアハンド」は利き腕のショットの為、球種(スピン・フラット・スライス)の強さに差はあれど、それ程大きな差は生まれない(皆、自分くらいのフォアハンドは打ってくる)と考えたほうが良いと思います。それは、「フォアハンド」は「強さ」で打つショットであり、筋力(力)にそれ程差がない為です。

しかし、「バックハンド」は「強さ」でななく、「キレ」で打つショットです。「キレ」とは、コンパクトなスイングからスピード感のあるショットや多種多様な球種のショットです。この「キレ」は「力」ではなく、「センス」です。「センス」は天性のモノや、日々の練習の中で「意識的に研ぎ澄ます」事で得られるモノです。

「力」はウエイトトレーニングで得られますが、「センス」は簡単には得る事はできません。

この

 

「センス」を司る「バックハンド」が強さの差を生み出す

 

と考えます。

 

「フォアハンド」で深く(ベースライン、サイドライン)攻めて、押し切る或いはオープンコートを作るというパターンがありますが、これは誰もができるパターンです。しかし、「バックハンド」のスライスで前後に揺さぶぶる、或いはアングルでコートの外へ追い出してから「フォアハンド」で仕留める方がポイントの確率は高いと思います。

 

「フォアハンド」の武器となるショットが決まる確率を上げる

→ 「バックハンド」での布石

 

また、「バックハンド」が「フォアハンド」に比べて弱い為に狙われる(ボールを集められる)というケースもよくあります。「バックハンド」がweak point ではなく、「フォアハンド」のような「力」はないが、「キレ」を持っている為、カウンター気味のフラットだとかネットギリギリのスライスでペースコントロールをしてくるといった sales point にできる事が「差」となると感じます。

 

このように、「フォアハンド」で力いっぱい「スイングする気持ちよさ」と同様に、「バックハンド」で多種多様な球種やコースを狙い「相手を崩す気持ちよさ」を味わうテニスがバランスの良いテニスといえるのではないかと思います。

そして、「フォアハンド」のパワーではあまり差がつかず、「バックハンド」のキレで差がつくと考える事が出来れば、

 

「ショットの力でねじ伏せる」事から「メイクする」事

 

ができるようになります。こうして次のステップ「戦略の構築」へ進むことができるのです。

 

 

次回は、「サーブ」について考えてみたいと思います。

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