練習で必要な事は「目標設定と目的意識」

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Today’s Practice Concept : 本日はお休み

本日は、レッスン(練習)のコンセプトについて考えてみたいと思います。

私は、自分の練習を行う際に必ず「コンセプト」を決めて取り組んでいます。

コンセプトとは、「概念」の事で、「物事の根本的思想」を指します。当日の2時間の練習で沢山のボールを打ちます。また、ラリー形式やゲーム形式で練習をする際は多種多様なボールを打つことになります。このように当日の練習で打つ全てのボールの根本的狙いを明確にしておくのです。そうすることで、練習での達成感が生まれます。

「練習(コンセプト)」は「階段の1段」と考えています。大きな目標(ゴール)を明確に設定し、それをクリアする為に習得しなければならない事を一つずつ設定します。例えば、富士山頂からの景色を眺める為に山頂へ登るとします。この「富士山頂へ登る」が「目標(ゴール)」です。富士山頂へ登るには、必ず5合目、6合目といった段階を経なければなりません。いくら5合目から山頂を眺めていても、6合目をクリアしなければ山頂へは辿り着く事はできません。

このように、なりたい姿(目標)を明確にし、それをクリアする為に必要な事をピックアップする。そして、毎日の練習でそのピックアップした内容をしっかりと実践する。それらができるようになって初めてなりたい姿になれると考えます。

 

当面の目標設定(ゴールの明確化) → その過程の細分化

→ 練習でのコンセプト設定 → 実践

 

練習で必要な事は、「しっかりと考える事です。単にラケットを振り、「良いショットが打てると気持ちいい。狙った所へ打てると気持ちがいい。」というような練習では勿体ないと思っています。ストレス発散で練習をしているのであれば「気持ちがいい」で良いのですが、「上達」する為に練習を行うのであれば、「階段をイメージし、目的の階は何階で、今自分はどの階にいるのか。目的の階に行く為には、先ず上の階を経なければならない。その階のミッションは何なのか。これらをしっかりとイメージして練習を行えば、毎回の練習で必ず上達するはずです。仮に上手くいかなくても、上手くいかなかった原因を考えれば、次は必ずうまくいくはずです。毎回の練習を単発に終わらせる事なく、「当面の目標」をクリアする為に1段1段階段を登っている感覚を持つ事が大切です。

 

レッスンも同じです。MYTA一般コースでは「カリキュラム」を作っています。そのカリキュラムに沿ってレッスンをプランニングしています。ですので、毎回のレッスンが大きな目標に向かって1段ずつ昇っている感覚を持っていただけるように心がけています。

今日のレッスンで何ができるようになるのかを、レッスン開始前に生徒さんへ伝える事で生徒さんも何を注意すればいいのかがわかり、集中しやすくなります。

そして、レッスン終了後にできるようになれたか、なれなかったかを判断し、1段昇れたかどうか、昇れたら次の階(コンセプト)を明示する、昇れなかったらなぜ昇れなかったのかをディスカッションします。

 

練習前と後で、必ず「上達」を実感できる事が大切です。「上手くなったような気がする」という気持ちが、次の練習のモチベーションにつながり、益々上達する原動力になります。

 

練習前:コンセプト設定 → 練習中:実践

→ 練習後:ジャッジ → 次回練習へのモチベーション

 

MYTAでは、生徒さん自らが考えなくても、もともとコースカリキュラムがあり、且つテキストがありますので目標設定もレッスンの目的も常にある状態でレッスンを受けていただけます。カリキュラムやテキストがない場合は、1回1回の練習を勿体ない事にしない為に必ず「考える」ようにしましょう。

 

★練習で必要な事★

「今日の練習は、何の為(目標)に、何をする(目的意識)」

「練習が終わったら、できたかできなかったか確認をする」

「練習前と比較してできるようになった箇所をイメージする」

「次の練習コンセプトを考える」

 

私は、次の練習の事を考えて終了するように心がけています。これは、今回の練習が単発なものにしない為に、常に連続して階段を昇っている感覚を持てるからです。こうする事によって、毎回の練習が楽しく、次が楽しみになれるのです。

 

 

次回は、「ラリーでは、自分の土俵をイメージする」です。

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