ブログ ~コーチの閃き~

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MYTA一般コーススタッフのブログです。

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【Coffee_Break】 今日のシュウちゃん

Today’s Theme : おかえりを忘れる・・・

玄関の開く音、閉まる音がすると、『帰ってきた!!ワッフワッフ』と階段の上から廊下を覗き込み、シッポをふりふり『おっかえり~』と、じいさまとばあさまを出迎える事が日課のシュウちゃんです。

 

が!!!

 

今日は、ち~とばかりやらかして激怒られされたところで、ウルトラしょんぼりしていたため、なんとびっくり、玄関の音を聞き逃してしまい、階段に向かわないシユウちゃん。

優しい主人な私が、「あら~、じいさまとばあさま、帰ってきたみたいね~」とさりげなく教えてあげると、

はっっっ!!とした顔は見せず(笑)、「いやいや、気づいてましたけど~」という体で、素知らぬ顔で≪おかえり≫を遂行していました。

賢いわ~、と親ばかな私でした。

テニスが上手いと強いとは違う??

Today’s Practice Concept : スイングのチェック

本日からようやくテニスができるようになりました!・・・・・・・まさに、待望!!

本日の練習は、久しぶりと言う事もあり「スイングのチェック」をコンセプトに行いました。ラケット面の真ん中にしっかりとボールが当たっているか「音」を重視し、チェックを行いました。

いい「音」がでていました。しかし、スピンの掛かりが弱く、球速が予想以上に出てしまったボールがあったので、次は「スピンの掛かり」をコンセプトにチェックしたいと思います。

 

本日は、よく話題になる「テニスが上手いと強いの違い」について考えてみたいと思います。

テニスコーチをされている方のブログを拝見すると、「コーチをするのに強いプレイヤーは求められない」と書かれているブログがよくあります。これは、どういうことなのかを考えてみたいと思います。「強い」と「上手い」の基準は何なのかというと「試合で勝てるかどうか」という事だと感じます。「試合で勝てる」のが「強い」、「テニススキルのレベルが高い」が「上手い」になるのでしょうか。・・・・・・・・何かわかるようでわからない感じですね。「テニススキルのレベルが高い」なら「試合で勝てる」はず?!ではないかと思いますね。

 

「テニスで勝つ」には、「スキル」は必須ですね。レベルの高いショットを打てるかどうか、色んな球種を打ち分ける事ができるかどうかはとても大切なfactorです。しかし、こんな話を聞いたことがあります。R.ナダル選手の試合前の練習で、ラリーが3本も続かない(続けない)。凄い思いっきりフルスイングでラリーをしていたそうです。「テニスが上手いプレイヤー」がラリーを3本続かない(続けない)事は恐らくないでしょう。なぜなら、「テニスが上手いプレイヤー」は「ミス」をすることを極端に敬遠すると思うからです。ですので、「テニスが上手いプレイヤー」は練習でのラリーもきっちりと正確に、永遠と思えるくらいにラリーを続けると思います。では、なぜR.ナダル選手はそんな「ミス」とも思える事を練習で行っていたのでしょうか。言わずもがなですが、R.ナダル選手は「強い」ですね。このことをジーッと考えていると、ふと気づく事がありました。

 

「テニスが強いプレイヤー」は

一定の「スキル」を

「オリジナル化」して活用している

 

R.ナダル選手の練習での「ミス」は、彼なりの調整方法だったのではないかと思います。試合では、環境の変化でR.ナダル選手とは言えども緊張はすると思います。となると、ラケットを十分に振れなくなる可能性があります。R.ナダル選手のプレイスタイルから、あの強烈なスピンは豪快なスイングにありますね。あの豪快なスイングができなくなると、武器が使えない状態になり試合にならないと思われます。だから、練習でしっかりと「スイング」する状態を作っていたのではないかと思います。つまり、ラリーで相手コートに返す事が目的なのではなく、しっかりとスイングができる肩を作っていたと思うのです。

このことからも、「テニスが強いプレイヤー」は「スキル」を自分のスタイルに合った「オリジナル」としていると考えられますね。

では、この「オリジナル」をコーチが生徒さんに教えられるかどうかです。・・・・・・・・「オリジナル」とはそのプレイヤーに合ったスタイルで、そのプレイヤーが強ければ強いほど「オリジナル化」が顕著にみられ、万人が真似をする事は難しくなります。R.ナダル選手のスピンを打てるか・・・・という事です。

テニスが上手いプレイヤー」は「スキルのレベルが高い」のであって、「オリジナル化」はされていない状態です。ですので、万人が真似をする事ができると思います。且つ、「レベルが高いスキル」ですので、非常に参考になり、生徒さんも良いお手本が見れる為、上達も早いと思います。

 

「テニスが上手いプレイヤー」は

たくさんの「スキル」

「high-level」で習得している

 

このように考えると、「テニスが上手いと強いとでは違う」という事がわかると思います。

 

但し、「テニスが強いプレイヤー」がコーチをする事ができないかというとそうではありません。R.フェデラー選手のコーチであるステファン・エドバーグ氏、N.ジョコビッチ選手のコーチであるボリス・ベッカー氏、錦織圭選手のコーチであるマイケル・チャン氏、A.マレー選手のコーチであるアメリ・モレスモ氏やヨナス・ラース・ビョルクマン氏は世界でもトッププレイヤーでした。なぜ、「テニスが強いプレイヤー」がコーチをしているのでしょうか。

これは、トッププレイヤーのコーチだからだと思います。R.フェデラー選手やN.ジョコビッチ選手に最早「スキル」を教える事はありませんね。これらのコーチは、「スキル」ではなく、「(経験に裏打ちされた)戦略」を教えていると思います。各トッププレイヤーが何を習得したいかによってコーチを選んでいるんですね。

このことからも、コーチは「スキル」だけを教えるものではなく、「戦略」に関しても教えるものだと感じます。「戦略」とは、「スキル」の使い方です。生徒さんのTypeに合った「スキル」を選び、それをどのように組み立てて使うのかをまとめたものが「戦略」です。

 

このように、「テニスが上手いと強いとでは違う」事を理解できれば、「上手いプレイヤー」と「強いプレイヤー」とでは「コーチング」も違って然るべきだと感じます。

 

私自身、「上手いか」「強いか」と言われれば、まだまだだと思いますが、それらを理解し、目指していこうと思います。

 

次回は、「スピン」です。

ラリーでは自分の土俵をイメージする

Today’s Practice Concept : 本日はお休み

ようやく明日からテニスができますっ・・・・・・・本当にうれしい!

 

本日は、「ラリー」について考えてみたいと思います。

「ラリー」とは、言わずもがなですが「返球」です。打ち返すこと。テニスでは、この「ラリー」がゲームの8割を占めると思います。後の2割は「サーブとボレー、ウィニングショット」でしょうか。つまり、「ラリー」で勝たなければ、試合で勝つ事は難しいと感じます。強烈なサーブを持っていると確かに有利です、しかし自分のサービスゲームでなければその優位性はなくなってしまいますね。サービスゲームでもリターンゲームでも存在するのが、ゲームの大半を占める「ラリー」です。

「ラリー」で必要なfactorは、次の4つですね。

          ①サイドのコース(フォアサイド・バックサイド・センター)

          ②深さ(浅さ)

          ③速さ

          ④球種(フラット・スピン・スライス)

これらの組み合わせで「ラリー」が決まってきます。コースで3種類、深さで2種類、速さで2種類、球種で3種類ですから全部で36通りのパターンがある訳です。それらをゲームの状況、相手選手の特徴から選択し、あらゆるパターンで「ラリー」を(自然と)行っていると思います。その「ラリー」で有利に立つには、

          ①自分の得意なショットを打つ

          ②相手のweak point を攻める

という2つの選択肢がありますね。しかし、この2つでより安全なfactorは①ですね。②は確かに相手が嫌がる「ラリー」にする事はできますが、自分が自信のないショットが必要な場合それはリスキーな選択となります。やはり、①の自分の得意なショットを打つことで「ラリー」を行ったほうが良いですね。

 

この「自分の得意なショットを打つ事で得られる環境」を「土俵を作る」と言う事とします。

 

では、「自分の得意なショットを打つ(土俵を作る)」には何が必要でしょうか。それは、上述した「ラリーで必要なfactor」4つのそれぞれで得意なものを作る事が必要です。

            ①サイドのコースは、フォアサイド・バックサイド・センターのどこに打つのが得意か。

            ②深いボール、浅いボールどちらに打つのが得意か。

            ③速いボール、遅いボールどちらを打つのが得意か。

            ④フラット・スピン・スライスのどれが得意ショットか。

これら4つのfactorをしっかりと練習し、身に着けることが大切です。ですので、この4つのパターンを「コンセプト」に練習を行うことが必要になってくる訳です。

例えば、「バックサイドへ深く速いフラットを打つ」事が得意ならば、それを軸に「ラリー」を行う事が大切です。ここで注意しなければならない事はそのショットが「ウィニングショット」にならないように考える事です。例えで書いた「バックサイドへ深く速いフラットを打つ」はポイントを獲るウィニングショットではないという事です。そのボールで「ラリー」を行い、チャンスボールやオープンコートをメイクするというイメージです。ですので、例えで書いたショットは「ラリー」では不向きなショットであるかもしれません。

今のテニスを見ていると、ラケットやストリングスの進化でボール自体が速くなっています。ですので、ある程度のプレイヤーであれば「速いショット」を打つ事は比較的容易にできるかと思います。では、「ラリー」で差をつけるには4つのfactorの中でどれが優位なのでしょうか。

速いショットを打つには、やはりしっかりとボールポジションに入らなければなりません。上位のプレイヤーとなるとライジングで速いショットを打つことはできますが、十分な体勢で打つ事は出来ないと思います。このように

「相手にしっかりと自分の得意なショットを

打つ準備をさせない環境」

「ラリー」の差を生み出すと考えます。その為に、コースを狙ったり、深さを狙ったり、緩急をつけたり、球種で打ちにくいボールを選んだりする訳です。

「ラリー」は、

どこに(where)・どれくらいで(speed)・何を(type)

打つのかを

「自分の得意ショット」

パターンを作る事が大切(wstパターン)

先にもふれましたが、テニスは「ラリー」でほぼ決まると言っても過言ではないと思いますし、「ラリー」に頼らないテニスはよりリスキーなテニスになってしまうと感じます。当然の事ながら、簡単な事ではありませんが、テニスで勝つには何をしなければならないのかを考えるのと考えないのとでは大きな違いとなりますね。

このように、「ラリー」は自分の土俵をイメージし、より安全にウィニングショットに繋げていく事が大切です。

MYTAでは、しっかりとwstパターンを生徒さんのスタイルに応じてサポートしていきます。

次回は、「テニスが上手いと強いとは違う??」です。

練習で必要な事は「目標設定と目的意識」

Today’s Practice Concept : 本日はお休み

本日は、レッスン(練習)のコンセプトについて考えてみたいと思います。

私は、自分の練習を行う際に必ず「コンセプト」を決めて取り組んでいます。

コンセプトとは、「概念」の事で、「物事の根本的思想」を指します。当日の2時間の練習で沢山のボールを打ちます。また、ラリー形式やゲーム形式で練習をする際は多種多様なボールを打つことになります。このように当日の練習で打つ全てのボールの根本的狙いを明確にしておくのです。そうすることで、練習での達成感が生まれます。

「練習(コンセプト)」は「階段の1段」と考えています。大きな目標(ゴール)を明確に設定し、それをクリアする為に習得しなければならない事を一つずつ設定します。例えば、富士山頂からの景色を眺める為に山頂へ登るとします。この「富士山頂へ登る」が「目標(ゴール)」です。富士山頂へ登るには、必ず5合目、6合目といった段階を経なければなりません。いくら5合目から山頂を眺めていても、6合目をクリアしなければ山頂へは辿り着く事はできません。

このように、なりたい姿(目標)を明確にし、それをクリアする為に必要な事をピックアップする。そして、毎日の練習でそのピックアップした内容をしっかりと実践する。それらができるようになって初めてなりたい姿になれると考えます。

 

当面の目標設定(ゴールの明確化) → その過程の細分化

→ 練習でのコンセプト設定 →実践

練習で必要な事は、「しっかりと考える事です。単にラケットを振り、「良いショットが打てると気持ちいい。狙った所へ打てると気持ちがいい。」というような練習では勿体ないと思っています。ストレス発散で練習をしているのであれば「気持ちがいい」で良いのですが、「上達」する為に練習を行うのであれば、「階段をイメージし、目的の階は何階で、今自分はどの階にいるのか。目的の階に行く為には、先ず上の階を経なければならない。その階のミッションは何なのか。これらをしっかりとイメージして練習を行えば、毎回の練習で必ず上達するはずです。仮に上手くいかなくても、上手くいかなかった原因を考えれば、次は必ずうまくいくはずです。毎回の練習を単発に終わらせる事なく、「当面の目標」をクリアする為に1段1段階段を登っている感覚を持つ事が大切です。

レッスンも同じです。MYTA一般コースでは「カリキュラム」を作っています。そのカリキュラムに沿ってレッスンをプランニングしています。ですので、毎回のレッスンが大きな目標に向かって1段ずつ昇っている感覚を持っていただけるように心がけています。

今日のレッスンで何ができるようになるのかを、レッスン開始前に生徒さんへ伝える事で生徒さんも何を注意すればいいのかがわかり、集中しやすくなります。

そして、レッスン終了後にできるようになれたか、なれなかったかを判断し、1段昇れたかどうか、昇れたら次の階(コンセプト)を明示する、昇れなかったらなぜ昇れなかったのかをディスカッションします。

 

練習前と後で、必ず「上達」を実感できる事が大切です。「上手くなったような気がする」という気持ちが、次の練習のモチベーションにつながり、益々上達する原動力になります。

 

練習前:コンセプト設定 → 練習中:実践

→ 練習後:ジャッジ → 次回練習へのモチベーション

MYTAでは、生徒さん自らが考えなくても、もともとコースカリキュラムがあり、且つテキストがありますので目標設定もレッスンの目的も常にある状態でレッスンを受けていただけます。カリキュラムやテキストがない場合は、1回1回の練習を勿体ない事にしない為に必ず「考える」ようにしましょう。

★練習で必要な事★

「今日の練習は、何の為(目標)に、何をする(目的意識)」

「練習が終わったら、できたかできなかったか確認をする」

「練習前と比較してできるようになった箇所をイメージする」

「次の練習コンセプトを考える」

 

私は、次の練習の事を考えて終了するように心がけています。これは、今回の練習が単発なものにしない為に、常に連続して階段を昇っている感覚を持てるからです。こうする事によって、毎回の練習が楽しく、次が楽しみになれるのです。

 

次回は、「ラリーでは、自分の土俵をイメージする」です。

2016年新年のご挨拶

Today’s Practice Concept : 本日はお休み

皆様、明けましておめでとうございます。

旧年中は、本当にお世話になりました。ドンドンテニスが上達していく生徒さんを見ていると本当にうれしく感じました。

MYTAが6年目を迎える事ができましたのも、生徒さんを始め様々な方々のお力添えのお陰と感謝申し上げます。

 

本年度も引き続き「心」のトレーニングの一環としてこのブログが良い気づきになれますよう、尽力していきます。

 

MYTAも皆様の進化についていけるように、日々学び、日々進化、昨日のMYTAとは違う今日を目指し、そして明日のMYTAの進化に日々つなげていきたいと思います。

 

本年度も何卒宜しくお願い申し上げます。