Today’s Practice Concept : 本日お休み
本日は「スイッチ」について考えてみたいと思います。
「スイッチ」とは、MYTA一般コース上級でサポートしている「戦略(パターン)に移行するショット」の事を言います。この「スイッチ」が起点となり、ポイントを獲っていく事になります。
ラリーを続ける中で、自分の得意なショットを打つ為の環境を整える、言い換えれば「チャンスボール」を演出する事が大切になると思います。永遠にラリーをし続け、ミスをしたもの負けというものではなく、しっかりと自らがgame make をして、得意なショットでポイントを獲るからこそ面白いと思います。
「スイッチ」には、大きく分けて2つのものがあると考えます。※パターンについては、またの機会にお話ししたいと思います。
①緩急
速いボールと遅いボール、球種によるスピードチェンジを契機としてパターンを履行する。
②コース
前後左右のコースに打ち分けによるコースチェンジを契機としてパターンを履行する。
タイプによっては、この「スイッチ」を押さないスタイルもあります。※タイプについては、またの機会にお話ししたいと思います。
この「スイッチ」は、「決め球(ウィニングショット)」にしない事が大切です。レッスンの中でも「スイッチ」となると、急に速いボールをライン際に打ち込もうとする方がいらっしゃいます。
「スイッチ」とは「決め球」ではなく、
これから展開していくパターンのスタート
しかしながら、「スイッチ」はスピードチェンジやコースチェンジと少なからずリスクを伴います。ですので、しっかりとその後のパターンをイメージし、ラリーを行いながら「スイッチ」を安全に押せるボールを演出する事も大切です。
「スイッチ」を無理に押さず、
ラリーでしっかりと相手を抑えた上での
ショットとする事
「スイッチ」を入れた後は、イメージ通りにショットを放っていきます。自分の得意ショットへ向けて布石を数本打ち、気持ちよく決める。
「スイッチ」後は、ウィニングショットへ
向けた攻め(布石)を打ち、
得意ショットで決める(パターン)
このように、「スイッチ」を意識しておけば、永遠と続くラリーで相手のミスを待つ事無く、自分から「仕掛ける」事ができます。
それでは、「スイッチ」には、どのような球があるのでしょうか。・・・・・・・・・・・・・・・・これは、各々のプレイスタイルやシーンによって異なります。
しかし、「スイッチ」を入れる球として必要なfactorは次の3つです。
①セーフティな球である事
②相手の打ちにくい球である事
③返球が予測できる球である事
つまり、「スイッチ」を入れる際は、必然と力が入ります。自分がミスをするリスクがあるショットになりますので、できるだけセーフティな球(コース)を選びましょう。
次に、セーフティな球であるが故に、相手が容易く打てる球だと攻撃されます。しっかりと相手のポジションを確認した上で、相手が打ちにくい球(コース)を選びましょう。
最後に、「スイッチ」を入れた後、パターンが実践できるように返球が予測できる球(コース)を選びましょう。
この3つを意識し、自らが考え、思い通りのポイントを獲得していければ、ラッキーではなくgame make によるポイント獲得で、雰囲気もこちらに流れてきます。そして、何よりも「面白い」です。
今回お話しした「スイッチ」は、戦略(パターン)の実践に必要なショットです。この「戦略(パターン)」については次回お話ししたいと思います。
次回は、「戦略(パターン)について」です。