試合で勝てなくなった???時

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Today’s Lesson Concept : 雨&雪の為中止

本日は、「試合に勝てなくなった???時」について考えてみたいと思います。「試合に勝てなくなった」という事ですから、今まで勝てていたのに勝てなくなってしまった時を想定します。

これは、正直「焦り」ますよね。今まで勝てていたのに、勝てなくなった。試合に出ても勝てない・・・・特に調子が悪い訳でもないのに・・・・・・・・カテナイ・・・・・・・・・泣

 

結論から言うと、この「勝てなくなった」事に関してはそれ程気にする必要はないと思いますね。「勝てなくなった」というよりは、「勝ち方を忘れてしまった」といった方が良いのかもしれません。しかし、少しは気にする必要もあります。それは、自分が「進化」できているかどうかです。「進化」を止めると、当然勝てなくなります。これは必然ですね。毎日コンセプトを決めて練習し、楽しくテニスができているなら、それ程気にする必要はないという事です。

 

 

自分は日々「進化」できているか??? 負けた理由と同時に「自分の進化」を考える事が大切

 

では、「勝てなくなった」時にどう考えれば良いのでしょうか。試合で負けると凹みますし、気持ちが戻るまで時間もかかると思います。トッププレイヤーも「3カ月はかかる」というくらいに試合に勝てないとモチベーションが下がります。こんな時に何を考えれば良いのでしょうか。

 

先ずは、考えた方が良いのか、考えない方が良いのか・・・という選択があると思います。これは、負け方(勝てなくなった理由)によりますね。先ずは、考えた方が良い場合をみてみましょう。

 

考える場合、何を軸に考えれば良いのか。2つあります。「相手軸」と「自分軸」です。思うように勝つ事ができなくなった時に、負けた試合を2つの軸で考えます。

 

 

1.相手軸

勝てなかった理由が「相手」にある場合です。これは、シンプルに言うと「相手の方が強かった」という事になりますね。でも、勝てなくなったという事ですから、前までは自分の方が強かったはずです。それが勝てなくなったという事は、「相手の方が強くなった」という事ですね。当然、相手も少なくとも自分と同じかそれ以上に練習をして「スキル」を磨き、「戦略」を練り、「メンタル」を鍛え、「雰囲気」を纏います。

相手軸で考える時は、「徹底的に比較」をする事がポイントです。細部にまでよく相手を見て、これまでと違う部分、相手が進化している部分を見つける事。そして、相手の進化を感じる事が必要です。

 

相手軸で考える時は、相手の「進化」を見つけ出し、それを感じる事が必要

 

これは、次に考える「自分軸」でとても大切になるfactorです。「スキル・戦略・メンタル・雰囲気」の4つの項目において、どれの何が「進化」しているのかを見つけ出します。若い選手なら「スキル」の「進化」はとても早いですし、中堅選手なら「メンタル」の「充実」は高くなります。また、コーチの存在で「戦略」が緻密になっているケースもあります。幾度となく試合を経験し、余裕が出てくると「雰囲気」も纏い始めます。このように、4つの項目における相手の「進化」を肌で感じる事で「自分軸」を考えてみましょう。

 

2.自分軸

勝てなかった理由が「自分」にある場合です。これは、シンプルに言うと「自分の方が弱かった」という事になりますね。「相手軸」と同じく、前までは自分の方が強かったはずですね。これを4つの項目に照らし合わせて「自分軸」で考えてみます。「スキル」は落ちません。一度できるようになったスキルができなくなる事はありません。「戦略」は勝てていた相手ですので、自分が「攻略」されてしまったのかという事になりますね。「メンタル」は勝てていた相手なので過度に「緊張」する事もないと考えられます。「雰囲気」は勝てる相手と認識しているはずなので、余裕すらあるはずです。このように、勝てていた相手を想定して4つの項目を見てみると、「戦略」ミスかと考えがちですが、勝てなくなったという事は複数回勝てていない状態であるという事ですから、「戦略」ミスとは考えにくいですね。であれば、「スキル」も落ちない、「戦略」も考えにくい、「メンタル」も緊張しない、「雰囲気」も余裕があると、勝てない訳がないように感じます。それが「勝てなくなっている」のです。・・・・・・・・・・・なぜ勝てないのか・・・・・・わからないですね。

自分軸で考える時は、「色眼鏡で見る」事がポイントです。色眼鏡とは、普通に自分の反省をしたり、できているできていないというジャッジをするのではなく、「相手の進化を感じ、恐怖心を持ち」ながら「自分軸」を見る事が必要です。

 

自分軸で考える時は、相手の「進化」を恐怖し、その感覚で考える事が必要

 

ここで間違ってはいけないのが「恐怖心」をネガティブに捉えない事です。「怖い」と感じる事を「自分は駄目だ。もう勝てない。」と今までの自分を否定することなく、「くっそ~、相手が進化してやがったぁー。自分も進化してきたのにぃ」というように今までの自分を肯定してあげる事が大切なのです。ここを間違えると永遠に負のループになりますからね。

「恐怖心」を持つというのは、「自分よりも進化している人がいる」という所謂「プレッシャー」です。「人」が動く原動力は「欲(本能)」です。勝てなくなった時に生じる「欲」は「勝ちたい」という欲ですよね。それはとても重要です。「勝ちたい」と思うからこそ、更なる努力をして「進化」していくのです。しかし、負けた時ってすぐに「勝ちたい」と前を向けますかね。・・・・・・・・凹みますよね。・・・・・・・勝てなくなった時は「勝ちたい」と思う前に「また負けるかも」という「恐怖心」の方が強くなります。だからこそ、この「恐怖心」を使うのです。「恐怖心」という「プレッシャー」は、とてつもなく強い力があります。「恐怖」からは「逃げたい」か「克服したい」かの2択になります。ここでは、「勝ちたい」という気持ちがある訳ですから「逃げる」という選択肢はありませんね。つまり、「克服したい」という気持ちが残る訳です。これほど「強い欲」はありませんね。

 

「恐怖心」という強い「プレッシャー」で「勝ちたい」という気持ちを揺るがないものにする

 

ですから、先ずは相手の「進化」をしっかりと見つけて、相手に「恐怖」する事ができなければなりませんね。一見すごく難しそうに思えるかもしれませんが、「勝てる相手に負ける事、負け続ける事」は素直に「恐怖」ですよね。追い抜かれたっという焦りとともに「相手の進化」に対して恐怖する事。これが、次に勝てるようになる原動力になります。

 

 

このように、勝てなくなった時に考える事を考えてきました。相手の進化を恐怖し、そこから「勝ちたい」と本当に思う事が大切で、その気持ち(色眼鏡)で自分の4つの項目を見てみると、さっきまで見えなかった「勝てない理由」がはっきりと見えてきます。コレが見えれば後は簡単。その理由を払しょくするコンセプトで練習を重ねるだけです。

 

「恐怖する」事が難しいんだよっっと感じたあなた!!!・・・・・・・・・・・・・・・・みんな「良い練習」を毎日してますよ。・・・・・・・・・・・・・・・・Levelが10段くらい離れていた相手も・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎日2段飛ばしで登って来たら・・・・・・・・・・5日で追いつかれますね・・・・・・・・・・・・・・・・・・10日後には、逆転してますね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コワイデショ・・・・・・・

 

MYTAでは、Private Lesson を対象にこのようなメンテナンスも生徒さんと一緒にできる環境を作ろうとしております。この時に大切になるレッスンメニューや振り返り等を考慮して実施するようにしています。

 

 

次回は、「ゲームでのポイントの獲り方について」です。

 

 

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