大好きなひっぱりっこ
シュウちゃんのトイレトレーニングが無事完了し、ホッと一息もつかの間、次の課題は噛まなくなるように教えることでした。子犬は乳歯の生え変わり時期でもあるので、とにかく色々なものをかじってました。
柱だったり、おもちゃだったり、ハンドクリームのチューブだったり・・。
もちろん私の手も噛む対象となってしまいます。本人は全力で噛んでいないつもりなのは分かるのですが、イマイチ加減が分かっていません。
さらに乳歯は歯が尖っていて、だんだん腹立たしくなる痛さ。
「しっかり躾けなければ!」と、噛むたびに「ダメ!!」と鬼の形相で怒ると、その時はシュンとなるのですが、あっという間に忘れてまたガジガジ・・。
そこで色々調べた結果、≪噛む事で遊ぼうとしているので、他の方法でたっぷり遊んであげれば噛む事が減っていきます≫という考え方に納得した私は、早速色々試しました。
①散歩を長めにたっぷり行きました。
→これは満足してました。でも、帰宅してひと眠りすると、元気回復して、やっぱりガジガジが始まりました。
②色々なおもちゃで遊ぶことを試しました。
→噛む力が強いので、普通の犬用のおもちゃは一日持たずに壊れました。ぬいぐるみ系のおもちゃは30分で中綿がはみ出してました。最終的に《コング》という中におやつを入れられるゴム製のおもちゃだけが残りました。でもおやつを入れないと遊ばないので、カロリー過多になってしまい、そうそう頻繁に渡すことができません。これはお留守番の時に重宝するようになりましたが、日々の遊びには使えないという結論に達しました。
③大きめのガムをあげてみました。
→あっという間に食べ終わり、『次は?』と催促されるだけでした。
④ボール遊びをしてみました。
→テニスボールは家にたくさんあったので、試しに古くなったテニスボールをあげると大喜びで遊びました。でも、投げたボールをシュウちゃんが取りに行って私に渡す、という遊びは全く好んでくれず、ボールをくわえた僕を追いかけて!という鬼ごっこ遊びばかりで、こちらの体力と持久力が持ちませんでした。
⑤ドッグランに行ってみました。
→先日ブログに書いた通り、自分で走り回る事はありませんでした。
・・・・・・・・・・、たっぷり遊べる方法がない!!一日中散歩なんて無理!!むぅぅぅぅぅぅ、困った。
そんな時、何か良いアイテムはないかと探しに行ったペットショップで見つけました。
≪ひも≫です。
シュウちゃんに限らず、引っ張りっこが大好きなワンコは多いです。何が楽しいのか私にはさっぱりわかりませんが、シュウちゃんがくわえたタオルを引っ張ると、キランっと目が輝き、『ひっぱりっこ、ひっぱりっこーーー!!』とぐいぐい引っ張ってきます。その時の楽しそうなこと♪
でもタオルだと私が持ちにくいし、すぐ破れる。でも、ひっぱりっこ専用のこの≪ひも≫ならやりやすいかも、と思い、ダメ元で≪ひも≫を購入してみました。
これは大当たりでした。
持ち手が輪になっていて持ちやすいし、長さもあるので腰も痛くならないし、強度も十分。シュウちゃんが息が上がるまで相手をすることも、私が頑張れば可能です。
何より、ひっぱりっこをする時のシュウちゃんの集中力がすごいので、ひっぱりっこをした後のシュウちゃんの体力・気力の消耗具合もちょうどいい。
それから、このひっぱりっこを毎日するようになると、少しずつ噛む癖がなくなってきました。ふうう、良かった。
体が大きく力も強い成犬になった今は、ひっぱりっこは雨で散歩ができない時のストレス発散用として登場しています(笑)。
「シュウちゃん、今日は雨だねえ」というと、ひもが置いてある所定の場所をチラっとみて、『じゃあ、きょうはひっぱりっこだね!』と期待の眼差しで私を見つめます、見つめ続けます。
プ、プレッシャー・・。