【Break time】身長について

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Today’s Lesson Concept : 本日はお休み

本日は、【Break time】として「身長」について少し考えてみたいと思います。「背が高くなりたい・・・」と思い続けているお子様や、今でも「背がもっと高かったらなぁ・・・」と思い焦がれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。たくさんのスポーツにおいて「身長の高さ」は有利に働くと思われます。代表的なスポーツでは「バレーボール、バスケットボール」で、これらは獲得ポイントに対して直接的に最高到達地点が関与するスポーツですね。つまり、高い所に近ければ近いほど有利になるスポーツです。

逆に、「身長の高さ」が不利に働くスポーツはあるのでしょうか。・・・・・・・・・・・思い当たらないですね。「身長」が高い事が自体が不利に働くスポーツは無いように思われます。

では、全てのスポーツにおいて「身長」が高い方が良いと言う事になります。しかし、「身長」が高い事におけるデメリットもあると思います。

 

 

<身長が高いデメリット>

①骨格のパーツがそれぞれ長い為、一定の距離を動かすのに時間がかかる(瞬発力)

②体が大きい為、走る際の抵抗が大きくなる(持久力)

 

 

メリットも確認しておきましょう。

 

 

<身長が高いメリット>

①遠心力が大きく、回転の動きにおいて大きな力が出せる(破壊力)

②各リーチが長い為、初動で広範囲をカバーできる(カバー力)

 

 

このように「身長」が高いと、大きなパワーが出せる破壊力と上下左右と広範囲でカバーできるカバー力で有利になりますが、体が大きい分瞬発力と持久力で不利になります。

 

逆に、「身長」が低い事におけるデメリット、メリットを見てみます。

 

 

<身長が低いデメリット>

①遠心力が小さく、回転の動きにおいて大きな力が出せない(破壊力)

②各リーチが短い為、初動で広範囲をカバーできない(カバー力)

 

<身長が低いメリット>

①骨格の各パーツが小さい為、初動が速く俊敏に動ける(瞬発力)

②体が小さい為、走る際の抵抗が小さくなる(持久力)

 

 

このように「身長」が低いと大きなパワーが出せない事と広範囲でカバーできない事で不利になりますが、俊敏な動き(瞬発力)と持久力で有利になります。

これは、見ればわかるように「身長」の高低でメリットデメリットが相反している事がわかります。・・・・・・・まぁ当たり前のことですね。しかし、これってとても重要な事だと思うんです。

 

「身長」の高い、低いで鍛える箇所が異なり、効率的に総合力をアップする事が大切だと思います。ここで真っ先に考えるのが「デメリットの克服」ですね。「身長」の高い人であれば、瞬発力・持久力を鍛える、「身長」の低い人であれば、破壊力とカバー力を鍛えるというように・・・・・・・。

確かにこの「デメリットの克服」は大切です。しかし、「メリットの進化」も「デメリットの克服」につながると思うのです。

例えば、「身長」の高い人であれば、俊敏な動きができない為一発の破壊力で細かな動きの必要性をなくす、或いは持久力がない為、広範囲のカバー力で動く必要性を最低限に抑えるという事。

「身長」の低い人であれば、大きなパワーが出せない為、俊敏性で数多く攻撃する(手数を増やす)、或いはカバー力が小さい為、1歩2歩多く動く事で広範囲をカバーするという事。

 

 

このように、「身長」の高い人、低い人によって「メリット・デメリット」は相反して存在し、それらのどれを強化すべきなのかをしっかりとターゲティングをした上で鍛える事が効率的だと思います。

 

 

でも、「身長」は高い方が有利な事は確かです。上記のように考えても、「身長」の高い人のデメリットは「鍛える事(速筋〈筋力〉・遅筋〈有酸素運動〉)」で克服できます。しかし、「身長」の低い人のデメリットは「鍛える事」で克服しずらいものになります。破壊力は速筋を鍛える事で得られるかもしれませんが、カバー力はどうしてもリーチの長さが必要になりますから。

 

テニスにおいては、「身長」の高低はバレーボールやバスケットボール程差が生じないとは思います。サーブやフラットショットにおいて「身長」が高いプレイヤーの方が有利に働きますが、「身長」の低いプレイヤーのバランス安定感や持久力のメリットは大きなポイントです。とは言え、前述したように「身長」の高いプレイヤーが「デメリットの克服」をするとやはり強くなりますね。

 

 

MYTAでも、プライベートレッスンではこの「身長」を生徒さんの特徴と捉えて、鍛えるべきポイントを見定めてレッスンを行っています。

 

みなさまは、自分の「身長」を有利に働かせていますか???考えた事もない方がいらっしゃれば、きっと練習内容やプレーが変わってくると思いますよ。

 

 

次回は、「集中について」です。

 

 

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