上達について

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Today’s Lesson Concept : 本日はお休み

本日は「上達」について考えてみたいと思います。

上達」とは、国語辞典で調べると「技芸・技術などがよく身につき、進歩する事」とあります。テニスの場合は、「技術(スキル)がよく身につき、進歩する事」となります。ストロークやサーブ、ボレーといった「スキル」が身につき、進歩する事が「上達」ということになりますね。

では、「スキル」をよく身につけ、進歩するにはどうすればいいのでしょうか。当然、一生懸命練習をして、何度も何度も失敗を繰り返して徐々に覚えていくという事になります。

ここで大切な事が「何度も何度も失敗を繰り返す」という事です。注意すべきは、「同じ失敗は繰り返さない」という事です。何度も何度も同じ失敗を繰り返してはいけません。こうなる時は、「失敗から何も得ていない」という事です。これはとてつもなく「失敗」を勿体ない事にしてしまっています。

 

「上達」=「スキルを身につけ、進歩する」=何度も何度も失敗を繰り返し、徐々に覚えていく。しかし、同じ失敗は繰り返してはいけない

 

次に大切な事が「徐々に覚えていく」という事です。注意すべきは、「継続する」という事です。なかなか上手くならなくても焦らず、不安になる必要はないのです。徐々に覚えていくのに、後戻りは厳禁です。後戻りとは、「忘れる」という事です。人は必ず忘れます。実際に行動しなければ忘れます。これは必然です。「忘れない」為に、毎日少しでもいいから「継続する・続ける」事が大切です。

 

「上達」=毎日少しずつでもつづける事で、徐々に覚えていく。1日でも止まると、後戻りとなってしまう

 

このように、「上達」するには「失敗」と「継続」がポイントとなります。当然、「成功」からも「上達」は十分にあります。しかし、人は「上手くいった事」よりも「上手くいかなかった事」の方が心に残ります。だからこそ、「失敗」を認め、それを糧にする方が前にも述べました「メンタル」においても大切になるのです。

 

「上達」には「失敗」と「継続」が大切であり、「失敗」を認め、そこから学ぶことがとても大切

 

では、「失敗」から学ぶことがなぜいいのでしょうか。それは、最初からできた事(成功)と「失敗」してからできるようになった事では、「自信」のつき方が全く違います。明らかに後者の方が「自信」をつける事ができます。「失敗」した時に、「あぁ~・・・」と落ち込むのではなく、「よしっ!!上達できるぞ!」と考え、どうすれば「成功」できるのかを考えればいいのです。

 

「失敗」から学ぶ事で「メンタル」に重要な「自信」をつける事ができる

 

次に大切な事が「一人でしない」という事です。「上達」するには、できる限りたくさんの人と関わり合いながらテニスをする事が大切です。「影の努力」とよく言いますが、これは「努力」を称賛する事で、「上達」する事とは別だと考えます。「上達」するには「比較対象」は必要です。一人でする事のメリットとしては、「集中できる」「時間が使える」「自由にできる」というようなものだと思います。しかし、いずれも一人でなくてもできる事です。それ以上に複数でするメリットの方が大きいのです。「目標ができる(ゴールがイメージできる)」「競争意識が働く」という「上達」の糧となる環境があるのです。

 

「上達」するには、「一人でせず」、目標を持ち、競争意識の中で「やりたいっ」と感じ続けられる環境が大切

 

このように、「上達」するには、単に一生懸命ラケットを振るだけでなく、「失敗」に注目し、「継続」して練習をし、複数の人たちと行う事が大切だと思います。

MYTAでも、これらのことを踏まえて「上達できる環境づくり」を考えて作っていきたいと思います。

 

 

次回は、「上達について~続」です。

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