軸と重心について

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Today’s Practice Concept : 重心を低く、回転を意識する

本日の練習では、「重心を低く、回転を意識する」事をコンセプトにしました。4日に本年初練習をした時に、意図せず浮いてしまうボールが多かった事を調整する事が目的です。

結果的には上手くいきました。自分のボールはフラットドライブ系なので浮いてしまうとバックアウトしてしまうんです。それを抑えるにはどうすればいいかを実践した訳です。

 

それでは、本日の練習を受けて「軸と重心について」考えてみたいと思います。

スイングする上で、私がイメージしている事は「コマ」です。お正月によく回す「コマ」です・・・・・・・・・ちょっと、古いですかね。

「コマ」をよく回すにはどうすればいいか。

 

①「コマ」の本体を低く調整する

②「コマ」の中心の棒が地面と垂直になるように回す

 

「コマ」が回る時、地面に接している棒(軸)が回転しています。遠心力が弱まると、その先が地面との摩擦で徐々に円を描くように回り始めます。地面と接している先が円を描くと、反対側も円を描くように回ります。地面に接している反対側に重心がある場合、大きく円を描きグラグラと揺れてしまいます。一方、地面に接している側に重心がある場合、そのグラつきは殆どなく回転が止まるまで「コマ」は回り続けます。

「コマ」を回す時、紐を「コマ」にグルグル巻きつけ、横投げで紐を引きます。この「横投げ」が上手くいかないと「コマ」はグラグラと揺れて地面に着き、有らぬ方向に転がっていきます。「横投げ」の際に気を付けるのが、「地面と水平」に投げる事です。そうすることで、「コマ」にバランスよく向心力が働き安定して回転します。

 

このように、「コマ」の回転と「体」の回転は同じ「回転」の構造ですので、「コマ」をイメージする訳です。

 

①「体(膝・腰)」を低く構える

②「体幹」を地面と垂直に回転させる

 

「体幹」とは、明確な定義はないですが「頭と手足を除く体の部分」を言います。この2点を意識してスイングすると、ボールは浮かなくなりました。

 

では、なぜこの2点を意識するとボールは浮かなくなるのでしょうか。

 

①「体(膝・腰)」を低く構える

一つに、低く構えるとスイングした時に伸び上がる形でラケットは振られる事になります。これは、必然としてボールに縦回転がかかりやすくなると考えます。

また、低く構える為にはいち早くボールの軌道に入り準備をしなければなりません。これは、必然としてボールをよく見て、集中することができると考えます。

また、低く構えると体が浮きにくく、ボールの衝撃に負けない為しっかりとボールをholdして打ち返すことができると考えます。

 

②「体幹」を地面と垂直に回転させる

一つに、軸を真っすぐな状態でスイングする為、回転力が強く、ボールに最も力を加えることができると考えます。

また、スムーズに回転させることができる為、腕・手首・ラケットが自然に回ると考えます。

 

これらの動きが、ボールをしっかりと飛ばす「力のベクトルを合わせる動き」となります。

 

ボールが上手く飛ばなくなった時、ラケットの動きや腕・肩の動きに傾注しがちですが、この「重心」や「軸(体幹)」が影響している場合も少なくありません。私自身、ボールが上手く飛ばなくなった時、先ずは「姿勢」をチェックしています。グリップやスイング(腕の振り)自体は、意図しない限り変わらないものと思っています。MYTAでは「自然な自分の身体的特徴に合った違和感のないスイング」を目指していますので、スイングに違和感がなければ「スイング」の調整は不要なのです。逆に、スイングに違和感があるなら、「重心」や 「軸(体幹)」ではなくラケットの動きや腕・肩の動きをチェックする事になります。

 

「重心を低く」するには、足腰の筋力が必要

「体幹を垂直に回転」するには、バランス感覚が必要

 

これらはスキルではなく、トレーニングで身に着けていかなければなりませんね。やはり、ヒッティングばかりにせず、筋力・体幹トレーニングもとても大切だと感じます。

 

 

次回は、「サーブ」です。

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