自分に合ったスイング【その弐】

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Today’s Practice Concept : 雨の為お休み

本日は、生憎の雨模様・・・。朝からずっと降ってるので、練習できませんでした。

今日の練習コンセプトは、昨日に引き続き「スイング」を確かめる事にしていました。

「打っていて気持ちの良いスイング」かどうか、そして「自分に合っているスイング」かどうかを毎日確認しながら、「よしよしっ」とMood Upを重ねています。

しかし、「自分に合っているスイング」を「自分がしたいスイング」、或いは「打っていて気持ちの良いスイング」を「打ちたいボールのスイング」と考えてしまうことがあります。

生徒さんの中にも、トッププレイヤーのボールを打ちたいと思い、思いっきりスピンをかけようと頑張っておられる方もいらっしゃいます。それ自体はとても良いことで、上手な人の真似をしながらoriginalityを探すことは上達の第一歩です。ですので、このようなケースは無暗に止めるようなことはしません。でも、放置もしません。

「自分に合っているスイング」は、あくまでも「違和感のない自然なスイング」です。では、「違和感がない」とはどういうことなのか。

違和感がない→体(関節)の可動領域を超えない→体(筋肉)の負荷領域を超えない

つまり、体の柔らかさ・筋肉の量(質)によってスイングは変わって然るべきなんです。それを、R.ナダルのようなスピンを打ちたいと思い、思いっきり擦ったとしてもR.ナダルのようなスピンボールを打てる訳がないのです。しかし、R.ナダルのような肩・肘の柔らかさ、腕・胸の筋肉があれば、そして身長が190㎝近くあれば、迷うことなくそのスイングを目指せばいいのです。

「自分に合ったスイング」を身につける為に、トッププロのスイングに近づこうと「筋トレ」「ストレッチ」をすることはとても良い事です。しかし、そのスイングを手に入れるまでものすごく遠い道のりです。

であれば、今の自分の体をベースにMY Original swing を見つけた方がよりテニスが面白く、楽しくなるはずです。なぜなら、そのテニスができるのは自分だけなんですから。

「自分に合ったスイング」=「違和感のないスイング」=「自分の体をベースにしたOriginal swing」

但し、今以上に筋トレやストレッチをすることで、パワーアップすることは大切なことです。日々進化することでテニスは強くなっていけますので、Original swing だからと言って「一切筋トレはしてはいけない」なんてことはありませんからね。

「今できるものを使い、最善の方法で戦う」、

その次に「時間と努力をもってその先にあるものを使い、より強く戦える」です

富士山の山頂へ登るためには、5合目を経なければなりません。6合目、7合目を経なければなりません。スイングも同じで、目指すべきスイングがあっても、一足飛びにそれを手に入れることはできない。

一つずつ経ていきながらそのスイングを手に入れるんです。何を経るのかというと、「今自分の体でできる最善のスイング」です。そして、目指すべきスイングを手に入れる為に「毎日の練習やトレーニング」を経るのです。

次回は、「テニスの上達スピード」です。

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