2015年総括

Today’s Practice Concept : 本日はお休み

本日で2015年が終わりですね。

皆様、2015年はどのような年だったでしょうか。テニスはどんどん進化したのではないかと思います。

私自身、鳥取でテニスをすることができるようになり、また私事ではありますが家族や親戚の方々と一緒に過ごす時間が増え、色んな気づきを毎日のように与えていただき、本当に言葉にはできないくらいの感謝の気持ちで一杯です。

今まで生きてきた中で、本当に「幸せだ」と感じています。一方で、たくさんのご心配やご迷惑をお掛けしている事に対して、「お詫び」ではなく、実際の「生き様」でお返ししようと、一般コース開講以来過ごして参りました。まだまだ始まったばかり、未だ始められていないのかもしれません。しかし、皆様の温かい眼差しをいただく事で「頑張ろう」という気持ちが目一杯充満できた年にできました。

本当にありがとうございました。

ジュニアの生徒さん方も、この1年でものすごくスキルアップしています。ラケットにボールが当たらなかった生徒さんも、見事にラケットにボールを当てる事ができるようになっている。また、テニスに対する姿勢も月を経る毎に「前向きに、真剣に」なっている事が伺えます。本当に素晴らしい事だと思います。

 

テニスに関してこの1年で感じた事は、改めて

 

テニスは「考えるスポーツ」だという事

 

です。テニススキル(ショットの打ち方や戦略)に関してはレッスンで教える事は出来ますが、この「心」の部分は中々レッスンでは伝える事ができません。ですので、このブログでは、レッスンでは伝えきれない「心」の部分を伝えていこうと考えております。どのスポーツでも「心」は大切です。テニスにおける「心の持ち様」をしっかりと理解し、実践できれば本当に強くなれると感じる事ができた数か月でもありました。

 

フォアハンド、バックハンド、サーブ等、打ち方や動作の基本はあります。しかし、その持っているスキルをどれだけ実際にできるかというと、「心」がしっかりとしていなければできないスポーツだと思います。

シングルであれば尚更、「環境や雰囲気」が自分の持っているスキルを出す弁になっていると思います。

これらの事を私自身が更に意識し、皆様のサポートができればと思っております。

 

【総括】

①スキルは持てば持つだけ良いですが、それらの中でも絞り込みを行い「ベース(基礎)」と「武器」をはっきりとさせる事が大切

②常に「オリジナル」を意識し、「自分のスタイル」を発見する事が「楽しさ」を生み出し、もっとやりたいという活力になる

③習得できるテニスのスキルは誰しもが同じですが、そのどれを研ぎ澄ますのか、どれとどれを組み合わせるのかで「オリジナリティ」が決まる

 

これからも、生徒さん一人一人の「オリジナル」を見つけ出せるようにコーチングを考えていきたいと思います。

 

本年は、本当にありがとうございました。

 

来年も、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

次回は、「新年のご挨拶」です。

サーブが突然入らなくなる?!

Today’s Practice Concept : 本日はお休み

本日は、「サーブ」について考えてみたいと思います。

「サーブ」って何で突然入らなくなるのかなぁって思います。フォームもいい感じだと思いますし、何も変わらないいつも通りにスイングしているのに「突然」入らなくなる・・・・不思議。

 

この「突然」入らなくなるのはなぜなのか。これがわかれば凄く助かるなぁと思い、考えることにしました。

 

トッププロの試合をたくさん見て、「サーブ」が入らなくなるサマリーは次のように感じます。

 

①良い感じでポイントを獲れた後のサーブ

②ブレイクポイントの大切なサーブ

③ゲーム開始のファーストサーブ

④観客がざわついた時のサーブ

 

やはり、当然といえば当然の結果になりました。この4つは全て「緊張が変化したタイミング」です。

 

①緊張が解かれて、力が入るタイミング

②緊張が増して、力が入るタイミング

③緊張が持続している状態で、力が入っているタイミング

④緊張が切れる状態で、力が抜けるタイミング

 

このように、「緊張が変化したタイミング」で「サーブ」が入らなくなると、当たり前の事・・・がわかりました。

でも、この一見当たり前のことがはっきりしたからでしょうか、「サーブ」が入らなくなる事が怖くなくなったような気がします。

「緊張が変化したタイミング」で「サーブ」が入らなくなるなら、「緊張を戻せば良い」と考えられるからです。・・・・・・・・それができれば苦労せんわいっって声が聞こえてきそうな気がします。

 

この「緊張」というものをもっと理解してみます。国語辞典では、

 

 A)心や体が引き締まること。慣れない物事等に直面して、心が張りつめて体がかたくなること。

 B)生理学で、筋肉や腱が一定の収縮状態を持続していること。

 

とあります。共に、

 

体がかたくなる状態、

或いはかたくなり続けている状態

という意味です。つまり、「緊張を戻す」とは

 

体がかたくなっている状態を柔らかく戻す

という事になります。「サーブ」が入らなくなると、先ずは「入れなきゃっ」と考えると思います。これが、「緊張を戻す」事の逆であるという事がわかります。この思考が、一度入らなかった「サーブ」を入らなくする原因だと考えます。

 

「サーブ」が入らなかった → 入れなきゃっと思う

→ 緊張が更に高まる → もっと入らなくなる

 

では、「サーブ」が入らなくなった時、「緊張を戻す」為に何をすればいいのかを考えてみたいと思います。

ここで間違ってはいけないのが、

 

「緊張を戻す」≠「緊張を緩める」

 

と考えてしまうことです。「緊張」は緩めてはいけません。「緊張」を緩めると、心と体が分離してしまいます。「こうしよう」と考えたことが、体に伝わる速度を遅くし、きっちりと具現化できなくなります。

緊張を戻す」とは、

 

「サーブ」が入っていた時のような「良い緊張」状態に戻す

 

と考えた方が良いと思います。

 

では、「良い緊張」状態に戻すとはどのような事なのか・・・・・・。これは、人それぞれ異なると思います。しかし、「良い緊張」の共通項として「気持ちの良い状態」だと言えると思います。

私の場合は、よくよく考えてみると「(心に)余裕がある時」がその「良い緊張」状態という結論に至りました。「余裕がある状態」に自分は何をしているのかを「イメージ」してみます。

①色んなショットを打とうとしている

②色んなコースを狙おうとしている

③楽しんでいる

④頭に歌が流れている(時によって曲は違いますが・・・)

こんな感じでした。このような事をしている時が「余裕がある状態」で、「緊張」を戻すとはつまり、このような事をすればよいという事になります。

①「入れよう」ではなく、次はどの球種(フラット?スライス?スピン?)を打とうかなっ

②「入ればいい」ではなく、きっちりとコースを改めて狙おうっ

③「入れなきゃ」を「どこに入れたらいいかなぁ」と楽しもうっ

④「どうしよう・・・」を「♪♪・・・・♬」

逆に、「サーブ」が入らなくなった時にしてはいけないこと、つまり「緊張が高まる」行動はNGですね。よくやってしまうNGは次のようなものがあります。

①ルーティンの意識を高める事

→ルーティンは常に一定の動作・平常心で行う行動で、心の状態をキープする為に行います。ルーティンの意識を高める事は「緊張の誘発」につながります。ですので、ルーティンの意識を高めるのは練習で行いましょう。

②何度もボールをつく事

→もっと集中力を上げようと「ボールをつきながら」・・・・・何を思うか・・・・・・入れなきゃ・・・・逆効果ですね。

 

このように、「サーブ」が入らなくなった時にすべきことが技術的なことではなく、「心」の状態だと言うことがわかったような気がします。

 

勿論、「サーブ」がしっかりと入る技術を持っているプレイヤーにおいて言えることですね。元々「サーブが不安」な方は、もっともっと「自分のサーブ」を発見できるようにフォームをチェックし、違和感のないスイングを繰り返し打ち込みましょう。

 

私も、もっと良い「サーブ」が打てるように練習していきたいと思います。

 

 

次回は、「2015年の総括」です。

バックハンドで差がつく!

Today’s Practice Concept : 本日はお休み

本日から1月3日までコートの都合で練習がお休みになります。・・・・・・・・無念すぎる・・・・・トホホ

 

本日は、「バックハンド」について考えてみたいと思います。とは言え、「バックハンド」で悩むプレイヤーはそれほどいないのではないでしょうか。「バックハンド」で悩む段階というのは、ある程度テニスを初めて間もない頃か「片手と両手」の選択といった所ではないかと思います。

テニスの試合で強いか弱いか

 

「バックハンド」で差がつく

 

と思います。ボクシングでは「左を制する者は世界を制す(右利きの場合)」と言われます。これは右利きの場合、左を前に、右をその後方(顔に近い)に構えます。そして、パンチを繰り出すのですが、右利きの場合当然パンチ力が強いのは右です。しかし、右は後方にある為、相手からは遠い位置にあります。ですので、右をいきなり振り回しても相手に見切られガード(スウェイ)されてしまい、当たりません。この右を当てる為に、左がとても大切になるのです。相手に近い左でジャブを放ち、相手のガードを崩してから右を繰り出す。この左のジャブが上手いと相手は近づく事も出来ず、ガードを崩され、右の一発を喰らってしまいます。このように、大きな武器を使う前に「相手を崩す」という布石が必要なのです。テニスの場合、ボクシングでの左(ジャブ)に当たるのが「バックハンド」だと考えます。

 

フォアハンド」は利き腕のショットの為、球種(スピン・フラット・スライス)の強さに差はあれど、それ程大きな差は生まれない(皆、自分くらいのフォアハンドは打ってくる)と考えたほうが良いと思います。それは、「フォアハンド」は「強さ」で打つショットであり、筋力(力)にそれ程差がない為です。

しかし、「バックハンド」は「強さ」でななく、「キレ」で打つショットです。「キレ」とは、コンパクトなスイングからスピード感のあるショットや多種多様な球種のショットです。この「キレ」は「力」ではなく、「センス」です。「センス」は天性のモノや、日々の練習の中で「意識的に研ぎ澄ます」事で得られるモノです。

「力」はウエイトトレーニングで得られますが、「センス」は簡単には得る事はできません。

この

 

「センス」を司る「バックハンド」が強さの差を生み出す

 

と考えます。

 

「フォアハンド」で深く(ベースライン、サイドライン)攻めて、押し切る或いはオープンコートを作るというパターンがありますが、これは誰もができるパターンです。しかし、「バックハンド」のスライスで前後に揺さぶぶる、或いはアングルでコートの外へ追い出してから「フォアハンド」で仕留める方がポイントの確率は高いと思います。

 

「フォアハンド」の武器となるショットが決まる確率を上げる

→ 「バックハンド」での布石

 

また、「バックハンド」が「フォアハンド」に比べて弱い為に狙われる(ボールを集められる)というケースもよくあります。「バックハンド」がweak point ではなく、「フォアハンド」のような「力」はないが、「キレ」を持っている為、カウンター気味のフラットだとかネットギリギリのスライスでペースコントロールをしてくるといった sales point にできる事が「差」となると感じます。

 

このように、「フォアハンド」で力いっぱい「スイングする気持ちよさ」と同様に、「バックハンド」で多種多様な球種やコースを狙い「相手を崩す気持ちよさ」を味わうテニスがバランスの良いテニスといえるのではないかと思います。

そして、「フォアハンド」のパワーではあまり差がつかず、「バックハンド」のキレで差がつくと考える事が出来れば、

 

「ショットの力でねじ伏せる」事から「メイクする」事

 

ができるようになります。こうして次のステップ「戦略の構築」へ進むことができるのです。

 

 

次回は、「サーブ」について考えてみたいと思います。

フォアハンドが不安定になった時!

Today’s Practice Concept : 戦略の基礎と武器のバランス

本日の練習は、ゲーム形式の中で「自分の戦略でベースとなるショットとスイッチのショット、ウィニングショットのバランス」を意識して組み立てる事をコンセプトに実施しました。決め球となるショット(武器)を意識しすぎるとベースとなるショットが希薄になり、結局は武器を出す前に仕留められたり、自分がミスをする事になります。第一にイメージすべきは「自分の戦略における土俵(ベース)」であり、それがなければ武器を出すこともできないという事です。柔道でも、いきなり一本背負いを狙いにいっても決まる確率は低く、しっかりと相手の重心を崩してから技を仕掛ける。テニスにおいても同じで、しっかりと自分のペースでラリーが行えている状態で武器を放つ事が大切だと感じました。

 

本日は、「フォアハンド」について考えてみたいと思います。「フォアハンド」はよく不安定になる、崩れる、打てなくなるという声を聞きます。なぜ、「フォアハンド」は不安定になるのか、不安定になった時どうすれば修正できるのかを考えていきます。

 

1.なぜ、「フォアハンド」は不安定になりやすいのか

「フォアハンド」が不安定になる原因は、

 

「利き腕の自由さ」

にあります。「フォアハンド」が不安定になるというのは、突然ボールが浮いてしまって、同じようにスイングしているのにバックアウトしてしまうという現象や、なんかスイングがしっくりこない、ボールが飛ばないという現象が多いと思います。「利き腕」は言わずもがな「器用」です。力も入りやすく、自在に動かす事ができます。その一方で、少しの「思考のブレ」で大きくスイング自体が変わってしまいます。当然ですが、体は勝手には動きません。脳からの信号で初めて動きます。全ての動きは「脳からの指令(思考)」で決まりますね。人の思考はというと、常に刺激を受けながら変化しています。テニスの事だけを考えている訳ではなく、日々生活していると色々な事を考えていると思います。また、テニスであっても、トッププロの素晴らしいフォアハンドストロークを見て「打ってみたい」という刺激を受けることもあると思います。

このように、

 

「思考」が変化する事で「動き」が変化する

 

という事を認識する事が大切です。いつもと同じようにスイングしているようで「していない」のです。「フォアハンド」は特に「利き腕」のスイングですから、

 

少しの「思考の変化」に対して敏感に、正確に「反応」してしまう

 

事から、「フォアハンド」は不安定になりやすいのです。

 

 

2.「フォアハンド」が不安定になった時どうすればいいのか

「不安定」とは「思考の変化による反応」でした。ですので、すべきことは2つです。

①「思考」の整理

②スイングの調整

よく見受けられるのが、①の「思考」の整理をしないで②のスイングの調整ばかりをしてしまうことです。これでは中々修正することはできません。

①「思考」の整理

「整理」とは文字通り「整える」ことです。「思考」を整えるとは、不安定になった時は必ず「思考の変化(刺激)」があったはずです。それを思い出し、「はっきりとさせる」事が大切です。

・悲しいことや嫌なことがあった

→気分・気持ちの面での不安定です。それを引きずっている事をはっきりとさせるだけで「気持ち」の切り替えが行われ、スイングへの影響がなくなります。

・トッププレイヤーの「フォアハンド」を見て影響を受けた

→自分も打ちたい、打てると感じている為、自然にそのようなスイングをしてしまっている事をはっきりとさせる。自分のスイングとの違いをはっきりとさせる事も良いですね。

・試合で厳しい展開になりパニックになった

→試合での気持ちを引きずっている事をはっきりとさせる。改めて試合について考え、なぜ厳しい展開になったのか、どうすればよかったのかをはっきりとさせる。

これらはほんの一部です。いつものようにスイングしているのにも関わらず、おかしくなっている、或いはおかしくないのに違和感を感じている状態は、「脳からの刺激(思考)」が変化してしまっている事が大きく影響しています。これらを「はっきり」とさせなければ、スイングの調整をしても「すぐに不安定」になってしまいます

②スイングの調整

「思考」の整理ができれば、脳はすっきりとしていて「吸収(理解・受け入れ)」しやすい状態になっています。この状態でスイングの調整を行います。

流れは、次のように行います。

〈1st step〉  リセット

→「フォアハンド」は自在に動く「利き腕のスイング」です。先ずは、その自在に動く事に制限を設けます。しかし、手首を回転させて打つ、手首を固定して打つ等スイングも多様にあります。ですので、手首はこれまでと同じように使い、

 

グリップをいつも以上にしっかりと強く握りましょう。

 

これは、自在に動くラケットに制限を加えます。そうすることで、無駄な動きを制御できます。

 

〈2nd step〉  スイング

→「グリップをいつも以上にしっかりと強く握った状態」で、肩の力を抜き、大きくスイングします。いきなりボールを打つのではなく、先ずは「大きく、自然にスイング」することが大切です。「フォアハンド」は「利き腕」のスイングですので、自由に動く分、身体的特徴(筋力、柔軟性)に沿った動きをしているはずです。それが、①の思考の変化によって「いつもは使わない」筋力や柔軟性を使ってしまっているのです。それが違和感や実際のボールの軌道に現れるのです。ですので、

 

グリップを強く握り、肩の力を抜いて、大きくスイング

 

してみましょう。

 

〈3rd step〉  球出し

→このスイングのまま、ラケットの真ん中にボールを当てる動作を繰り返します。そして、徐々に肩や腕に力を加えて、ラケット面にボールが当たるインパクトの瞬間に力を入れて打っていきます。相手のコートを意識せず、できるだけ遠くに飛ばすイメージで打ちましょう。相手のコートを狙うという「思考」も今の段階では「不安定」の原因となってしまいます。

 

コースを狙うことなく、大きなスイングで遠くにボールを飛ばすイメージ

 

で繰り返し打っていきます。

 

この①と②で不安定になった「フォアハンド」は修正できると思います。また、これらの事が理解できれば「フォアハンド」は不安定になりにくくなります。

 

自在に動くからこそ、心(思考)の影響を大きく受け、スイングに現れます。どこかおかしくなったら、何が原因なのかを表面だけでなくその「本質を見極める」事が大切と思っています。

不安定になるには理由がある。スキルばかりではなく、心のトレーニングもテニスには必要です。なぜなら、「テニスは考えるスポーツ」だと思っていますので。

 

次は、「バックハンド」です。

自分のスタイル【その参】

Today’s Practice Concept : 武器の使用

本日の練習は、棚卸から整理をした武器の活用をシーン毎にしっかりと意識をもって打つ練習をしました。武器は使わなければ持ち腐れ、乱発すれば効果のないものになります。使用するシーンをイメージし、その時に最適な武器を使うことが大切です。

 

自分のスタイルを発見する為にすべき事は、年齢的(経験歴的)に異なると考えます。ジュニア時代にすべき事ベテラン時代にすべき事を理解しなければ、生徒さんにジャストなコーチングができないと思います。そのfactorを考えてみます。年齢差を考慮するベースは「考える力」です。

①ジュニア時代(経験の浅いプレイヤー)

ジュニア時代或いは経験の浅いプレイヤーが「自分のスタイル」を発見する為には、「考える」より「実践」に重きを置かなければなりません。テニス経験が少ないプレイヤーに自分のスタイルとはどんなものなのかを考えてもらっても、経験がない=「考える」材料がない為、答えは出てきません。それでも「考える」事を強要すると、「どこかで見たプレイヤーの「真似」を想像する」しかできないんです。

ですので、ジュニア時代(経験の浅いプレイヤー)に対しては、

 

全てのスキルを先ずは一通り、しっかりと「基本から実践する」事

 

が大切なのです。つまり、「考える」前に「考える為の材料」を与えてあげるのです。これは少し時間のかかる事ですが、ジュニア時代だからこそ時間をかけてブレない上達をさせてあげなければなりません。この部分は、しっかりと丁寧に進めなければならず、今後のテニスにおいてとても価値のある時間として捉える事が大切です。

 

②ベテラン時代

ベテラン時代が「自分のスタイル」を発見する為には、「考える」=「イメージを持つ」事を徹底しなければなりません。経験があっても「自分のスタイル」がないということは、多分に「考えていない」事が原因です。また、「考える」だけの経験(材料)は持っているはずです。「自分のスタイル」とはどのようなものなのかを、ラケットを振らず「考える」時間を持つことが必要なのです。

ですので、ベテラン時代に対しては、

 

ラケットを振り続けるより、しっかりと「考える(イメージする)」事

 

が大切なのです。つまり、ラケットを振る前に「考える」事により自分のスタイルに合うスキルを絞り込み、choiceされたスキルを実践する。ジュニア時代のように全てのスキルを実践する必要もないですし、実践すればするほど迷いが生じます。しっかりとこれまでの経験から「考える」時間を持つ事が大切です。

このようにジュニア時代とベテラン時代、経験の深度によって方法を選ばなければ、「自分のスタイル」を発見できるスピードが変わってくると考えます。

 

次に、ジュニア時代であれば「実践する」、ベテラン時代であれば「考える」事で、たくさんあるスキルから「自分のスタイル」に合うと思われるスキルを絞り込んでいきます

この時に大切な事が「一人で決めない」事です。絞り込む時は一人でも良いと思いますが、ある程度絞り込めた段階で、必ず第三者にチェックしてもらう事が大切です。「自分のスタイル」ですから、自分が決めるものに間違いはありません。しかし、自分一人のchoiceだとやはり「好きなスキル」に偏ります。本当に自分に合ったスキル(スタイル)を見つける為には、第三者の意見も十分に考慮し、自分のchoiceと第三者のchoiceとを比較し、重なったスキルがスタイルになれると考える方が良いと思います。

 

自分のchoiceと第三者のchoiceの積集合が「自分のスタイル」

 

自分で実践した結果、或いは考えた結果をメモに残し、第三者の結果と照らし合わせて「自分のスタイル」に納得する事が大切です。体は心が思わなければ動きません。「自分のスタイル」とは違和感のないスタイルなはずですから、ストレスのないスタイルであるかどうかをしっかりと検討して決める事が必要です。

 

このように、たくさんのスキルから「自分に合うスキル」をchoiceし、第三者の意見と照合しながら、慎重に且つ楽しく「自分のスタイル」を発見できれば、後はそれを磨き続ける事に徹します。

この「自分のスタイル」を磨くというテニスは、本当に楽しいです。誰の為でものなく、誰もやっていないスタイルで「自分だけ」ができるテニスが上達するのですから、楽しくないはずがない訳です。

 

進化の方向性・面白さ → スキルのchoice(実践する・考える) → 第三者を交えて「スタイル」の決定

→ 「自分のスタイル」を磨く練習 → 上達 → 楽しさ

 

単にボールをラケットに当てる、相手コートにボールを打ち返す事だけでなく、「自分だけのオリジナル」を発見する事でもっと楽しく、面白くなります。そうなると、テニスは楽しくて仕方がなくなります。

今の私が正にその状態で、自分の上達だけでなく、人の上達も自分の経験と捉えているので、たくさんの楽しみを持ちながらテニスをしている状態です。とても幸せですね。

 

次は、よく不安定になると言われる「フォアハンド」です。

自分のスタイル【その弐】

Today’s Practice Concept : 武器の整理

昨日、「自分のスタイル」の必要性についてお話しました。今回は、その方法についてお話したいと思います。

「自分のスタイル」は、進化の方向性を見極め、上達の糧となる面白さを与えてくれるものと考えています。でも、どうやってそのスタイルを発見すればいいのかが問題ですね。「自分のスタイル」だから自分の好きなようにすればいいと考えがちですが、そうではありません。自分の進化の方向性、つまり自分の行く末がかかっている訳ですから慎重に見極めなければなりません。

「自分のスタイル」を発見する上で、まず準備として確認しなければならないことがあります。

それは、「自分の身体的特徴の把握」です。

そのfactorは、以下3点です。

 

                                                         ①身長・リーチの長さ → 実測

                                                         ②柔軟性 → 肩の可動領域、腰の回転

                                                         ③筋力(腕力・脚力) → 握力、手首、足首

 

これは、スタイルを考える上での大きな枠組みになります。必ずしもこの枠組みに合わせなければならないかといえばそうではありませんが、上記特徴は「オリジナル」です。自分にしかもっていないものですので、大切に「活用」していかない手はないと考えます。

上記特徴から「スタイルの大別」をしてみると、

 

①身長が高い → よりネット上部でボールを直線的に運ぶことができる為、直線的な球速の速いボール(フラット)が活きるプレイ。

②身長が低い → ネット上部でボールを直線的に運びずらいが、重心が低く、安定感がある為、下から上の動き(スピン)が活きるプレイ。

③柔軟性が高い → 肩・腰がよく回す事ができると、スイングを大きくすることができ、より強いボール(フラットのスピード、スピン・スライスの回転量)が活きるプレイ。

④柔軟性が低い → 所謂「体が硬い」人は、スイングがコンパクトになる為、正確なボール(ボールコントロール)が活きるプレイ。

⑤筋力が強い → 言わずもがな力がある為、強いボール(フラットのスピード、スピン・スライスの回転量)が活きるプレイ。

⑥筋力が弱い → 力があまりない為、十分にラケット面の反発を利用したボール(フラット、スライス)が活きるプレイ。

 

となります。しかし、上記6つの特徴のそれぞれにdemerit もあります。

 

①身長が高い → 重心が上方にある為、バランス感覚が十分に必要。

②身長が低い → 直線的なボール(フラット)がリスキー。

③柔軟性が高い → 肩や腰がよく回る分、大振りとなり安定感に欠ける。

④柔軟性が低い → 遠心力を利用したダイナミックなボールが打てない。

⑤筋力が強い → ボールコントロールがつけにくい。

⑥筋力が弱い → 強いボールが打てない。

 

このような「身体的特徴」をしっかりと理解し、自分の体はどのようなプレイスタイルにカテゴライズされるのかを知っておく方が良いと思います。

この6つのカテゴリで、「自分のスタイル」の大枠を見つけます。この大枠にカテゴライズしなければ、よりリスキーなテニスを選ぶ事になったり、より遠回りなテニスをする事につながります。

例えば、身長の低いプレイヤーがフラットをマスターしようとします。当然、ネットぎりぎりのボールを打たなければなりません。このスキルを身につける前に、重心の低さを活用したスピンをマスターした方がより安全に試合で使えるショットにつながります。

 

「自分のスタイル」を発見する前に、「自分のオリジナルな部分(身体的特徴)」をしっかりと理解する事が大切です。

 

コーチとして、生徒さんのカテゴライズを第一に実施し、「武器を使えていない、勿体ないテニス」になっていないかどうかを見る事にもつながります。

 

このように、自分の身体的特徴が理解できて初めて「スタイル」の模索に移ります。

 

 

「自分のスタイル」を発見する方法は、年齢的なfactorもよく考慮しなければならないと思います。ジュニア等まだ若いプレイヤーと壮年のベテランプレイヤーとでは、「自分のスタイル」を発見する為にしなければならない事は異なります。

この先は、次回にお話しする事にしますね。

 

 

次回は、「自分のスタイル【その参】」です。

自分のスタイル【その壱】

Today’s Practice Concept : スキルの棚卸

本日の練習では、自分のスタイルを注意深く意識して打球感を味わいました。サーフェスがウッドコートだったので球足が速く、少し味わいにくい状態でしたが・・・。

MYTAでは、この「自分のスタイル」というものにとても重きを置いています。「自分のスタイル」を認識できているか否かで、進化の度合いにとても影響すると考えるからです。

 

では、「自分のスタイル」がなぜ必要なのかを整理していきたいと思います。それは、大きく2つのfactorがあると思います。

 

                                                             ①進化の方向性

                                                             ②面白さ

 

テニスのスキルは細部まで考慮するとすごくたくさんあります。球種(スピン・フラット・スライス)、打球(クロス・ストレート・ボレー・スマッシュ)、ドロップショット・・・それらのフォアハンド、バックハンド、サーブ等のスキルを駆使してプレイする訳です。このことを前提に考えてみます。

 

①進化の方向性

自分が進化していく為には(上達していく為には)、どの方向に、どのスキルの力をアップしていけばいいのかを選択しなければなりません。先に書きましたが、テニスのスキルはとてもたくさんあります。それら全ての力をアップしていくとなると、とてつもなく時間がかかり、またどうしてもスキルアップができない壁に当たると思います。また、試合で勝てないとか上手く打てない時の調整も、全てのスキルを調整する事はかなり困難だと思います。

そこで必要なのは「自分がどのようなプレイヤーなのかを認識しているかどうか」です。それが認識できていれば、たくさんのスキルの中から必然としてどれを強化すればいいのかがわかります。また、試合で勝つ為の戦略も、自分がどのようなプレイヤーなのかが認識できていなければ、たくさんある戦術の中から「自分が勝てる戦略」に紐つける事は困難です。

自分がどのようなプレイヤーなのか(=自分のスタイルの認識)は、

 

たくさんのスキルの中から自分の上達に直結するスキルを発見する為

 

に必要なのです。

 

②面白さ

上達に最も必要な要素は「好きになる」事です。この「好きになる」事については、後日改めてふれていきたいと思います。

先ずは、ジュニアの時代はトッププロの真似をして「コピー」できたら嬉しくて仕方ないものです。しかし、経験を重ねていくとそれでは「勝てない」事がわかります。

 

勝てない=面白くない   ⇔    勝てる=面白い

 

次に、他人ができる事が出来ても「ちっとも面白くない」と思います。自分にしかできない「テニス」だからこそ、唯一無二の価値があり、大切にできる。オリジナルなテニスだからこそ、相手に読まれにくく、試合で優位に立てる。

 

他人が出来るテニス=面白くない    ⇔    オリジナルなテニス=面白い

 

上達するには「面白いと感じれる事」が大切で、面白いと感じるには「自分にしかできないテニス」を目指す事が大切と考えます。

 

このように、「自分のスタイル」は上達する為に大切な「方向性と面白さ」を与えてくれます。ただ闇雲に球出しのボールを打ち続けるのではなく、自分のスタイルが認識できていれば、どのボールを強化すればいいのかが必然とわかります。それを球出しで練習すればいいのです。且つ、その練習は自分のスタイルに合ったものですから「面白い」はずです。面白い球出し練習ができれば、どんどん進化していきますね。更に、試合でも自分のスタイルが認識できていれば、どのような球種のボールをどのコースに打ち分けて試合をメイクすればいいのかがイメージできます。数ある戦術の中から自分に合ったものをchoiceし戦略を構築できます。このイメージもとても「面白い」はずです。

 

自分のスタイルを認識→進化の方向性が見える→面白い→もっとやりたくなる→自らどんどん進化する

 

 

だから、MYTAでは「自分のスタイル」というものに重きを置いているのです。

 

 

次は、「自分のスタイル【その弐】」です。

 

 

 

テニスの上達スピード

Today’s Lesson Noticed : 上達スピードは「変えてみる事」で速まる。

本日のレッスン(ジュニアレッスンサポート)での気づきですが、「変えてみている生徒」が上達していると感じます。自分のやりたい様にしたくなるものですが、コーチのアドバイスをそのままやってみる生徒さんと自分のやりたい事を突っ走っている生徒さんの両方がいます。何もコーチのレッスンを美化するつもりはありませんが、やはり前者の生徒さんの方が確実に上達しています。これはなぜでしょうか。

コーチのアドバイス力という事もあると思いますが、最も重要なことは「コーチのアドバイスで変えるきっかけを作れている」事だと思います。たとえコーチのアドバイス通りにやって上手くいかなくても、選択肢が一つ消せる訳ですから一歩前進ですね。また、コーチのアドバイス通りにやって上手くなれば言うこと無しですね。

あくまでもコーチとの信頼関係が根幹にはありますが、上達は「経験の数」で大きくそのスピードは変わると感じます。

 

「経験の数だけ伸びる。経験は時間ではなく、欲を持って視野を広める事で得られる」

 

同じ事を何時間も繰り返しては、そのスキルの上達は得られますが、その手法以外の可能性を模索できない事となります。これは年齢的な事も考慮しなければならないと思います。ジュニアの時代は、間違ってもいいから色々な事を「やってみる」時期だと思います。大人になるにつれて、間違いを修正しにくくなります。色々な(上達する)可能性を模索すればするほど、正解という上達、不正解という上達があると考えています。

 

正解という上達 → スキルアップ

不正解という上達 → これは必要ないと気づく

 

これらは、一度経験しないとわからない事です。経験しなければ一生わからない事です。大人になって迷った時に、軌道修正の進路がたくさんあるのではもっと迷う可能性があります。ジュニアの時代に、この軌道修正の進路を絞っておく事が大切なのです。

ジュニア時代での経験→軌道修正の絞り込み→より簡単に軌道修正の進路がわかる

上達はずっと続けるものであり、上達が止まる時は「満足」してしまった時だと考えています。上達スピードは、経験の数が大きく影響し、失敗を嫌がらずに何度も失敗した方が上達スピードは確実に速くなります。ジュニアの時代は、失敗を極端に嫌がりますし、格好悪いという気持ちが先行します。コーチはこの事をよく理解してジュニアに対して「失敗の誘発」をしてあげる事も大切と考えています。

では、テニスにおける「経験」とはどのようなものがあるのでしょうか。

①スイング(片手・両手)

②球種(フラット・スピン・スライス)

③サーブのフォーム

④ルーティン

等々・・・

現状のテニスを「変えてみる」事ができるレッスンを心がけていこうと思います。

次回は、「自分のスタイル【その壱】」です。

自分に合ったスイング【その弐】

Today’s Practice Concept : 雨の為お休み

本日は、生憎の雨模様・・・。朝からずっと降ってるので、練習できませんでした。

今日の練習コンセプトは、昨日に引き続き「スイング」を確かめる事にしていました。

「打っていて気持ちの良いスイング」かどうか、そして「自分に合っているスイング」かどうかを毎日確認しながら、「よしよしっ」とMood Upを重ねています。

しかし、「自分に合っているスイング」を「自分がしたいスイング」、或いは「打っていて気持ちの良いスイング」を「打ちたいボールのスイング」と考えてしまうことがあります。

生徒さんの中にも、トッププレイヤーのボールを打ちたいと思い、思いっきりスピンをかけようと頑張っておられる方もいらっしゃいます。それ自体はとても良いことで、上手な人の真似をしながらoriginalityを探すことは上達の第一歩です。ですので、このようなケースは無暗に止めるようなことはしません。でも、放置もしません。

「自分に合っているスイング」は、あくまでも「違和感のない自然なスイング」です。では、「違和感がない」とはどういうことなのか。

違和感がない→体(関節)の可動領域を超えない→体(筋肉)の負荷領域を超えない

つまり、体の柔らかさ・筋肉の量(質)によってスイングは変わって然るべきなんです。それを、R.ナダルのようなスピンを打ちたいと思い、思いっきり擦ったとしてもR.ナダルのようなスピンボールを打てる訳がないのです。しかし、R.ナダルのような肩・肘の柔らかさ、腕・胸の筋肉があれば、そして身長が190㎝近くあれば、迷うことなくそのスイングを目指せばいいのです。

「自分に合ったスイング」を身につける為に、トッププロのスイングに近づこうと「筋トレ」「ストレッチ」をすることはとても良い事です。しかし、そのスイングを手に入れるまでものすごく遠い道のりです。

であれば、今の自分の体をベースにMY Original swing を見つけた方がよりテニスが面白く、楽しくなるはずです。なぜなら、そのテニスができるのは自分だけなんですから。

「自分に合ったスイング」=「違和感のないスイング」=「自分の体をベースにしたOriginal swing」

但し、今以上に筋トレやストレッチをすることで、パワーアップすることは大切なことです。日々進化することでテニスは強くなっていけますので、Original swing だからと言って「一切筋トレはしてはいけない」なんてことはありませんからね。

「今できるものを使い、最善の方法で戦う」、

その次に「時間と努力をもってその先にあるものを使い、より強く戦える」です

富士山の山頂へ登るためには、5合目を経なければなりません。6合目、7合目を経なければなりません。スイングも同じで、目指すべきスイングがあっても、一足飛びにそれを手に入れることはできない。

一つずつ経ていきながらそのスイングを手に入れるんです。何を経るのかというと、「今自分の体でできる最善のスイング」です。そして、目指すべきスイングを手に入れる為に「毎日の練習やトレーニング」を経るのです。

次回は、「テニスの上達スピード」です。

自分にあったスイング【その壱】

Today’s Practice Concept : フォアハンドのNatural Degree(自然な度合)

フォアハンド→利き腕のスイング→自由に動かせる→力が入る→不安定

になります。実際に、フォアハンドが打てなくなり両手に変えるプレイヤーもいますね。両手にすると、利き腕だけを使うわけではなくなるので利き腕だけよりも自由が利かなくなります。この自由が利かない状態が実はいいんですよね。

両手スイング→自由が制限される→スイングが固定される→安定

では、両手で打てばいいのかというとそうでもないですね。両手にすると、安定を得られる一方で力が制限されます。片手だとスイングは大きくなり、遠心力が大きくなります。ですので、インパクトでの力が大きくなり、強く速いボールが打てるようになります。

片手スイング→自由に動かせる→遠心力が大きくなる→力が大きくなる→強く、速いボール

両手スイング→自由が制限→遠心力が小さくなる→コンパクトなスイング→正確なボールコントロール

では、片手スイングで打てばいいのかというと、またそうでもないですね。片手は前述したように「不安定」を誘発します。力を大きくできる分不安定となる・・・・・厄介なものです。

 

片手スイングと両手スイングの利点と欠点を整理してみます。

 

スイング_20151222

片手スイングと両手スイングでは利点、欠点がありますね。では、一体どっちがいいのか・・・・。

それが「Natural Degree(自然な度合い)」だと感じます。簡単に言うと「打っていて気持ちの良い感覚がある方」ですね。

強くて速いボールを打ちたいなら「片手スイング」にするべきですし、きっちりとボールを打ちたいなら「両手スイング」にすべきですしね。

 

私の場合は、「強くて速いボールを打ちたい」のでフォアハンドもバックハンドも片手スイングを選んでいます。これまでも、バックハンドについては両手スイングをしていた時期もありますが、試行錯誤(?)の上片手スイングにしました。両手スイングだとしっかりとボールを打つ事は出来るのですが、そんなに両手スイングでなければ対応できない程の速いボールが来ない(片手スイングでも対応できた)からです。

 

このように、今日の練習で『スイング一つとってみても、考えてみれば「片手と両手」どっちが自分に合っているのかをしっかりと考えて「選んでいるか」が大切だ』と感じました。

 

 

次回は、「自分に合ったスイング【その弐】」です。